
栄でお買い物をした帰り道、ふらっとVWのお店に・・・ずっと気になっていたPoloの1.2L TSIに試乗しようと。
すると同じエンジンを積んだGolfも有ると言うのでせっかくだからと乗り比べてみる事にした。
まずPolo。このクラスにしては内装のマテリアルがいい。ダッシュボードがソフトパット。日本車では考えられない金の使い方。ただ、後部座席からは結構ケチった後が見えたのでどうやらフロント席重視で金を使っているらしい。考え方は間違っていない。
さて、走り出してみたらヤッパリトルコンATと違って極低速は苦手そう。ただ一度クラッチが全部繋がってからというもの、VW自慢のDSGの変速は高速かつなめらか。7速もあると一体今何速なのか分からないと言うより興味が湧かない。ドライバーの意思を忠実にくみ取り、ギアを変える。 アクセルを踏んだら「あ、加速したいんだ」とちゃんと理解してくれたのかポンポンとギアを落とす。当たり前だがコレが出来ないATは山ほどいる。正直日産の5速もそう。7速になってからかなり良くなってたのが悔しい。関係無いが。
ただ、ギアを落とさなくてもポロのボディーに1.2L TSIは十分以上。大げさでなく2Lクラス以上のパワー感。もうすぐ登場と言うGTIはこのボディーに180PSということらしいから、飛んで行くのじゃないか?そんな事が頭をよぎる。
つぎにGolf。さすがにPoloより200くらい重たいから不満を感じるのだろうなと思って乗り込んでアクセルに足を置いた瞬間驚いた。全く問題ない!むしろ・・・出足は快速そのもの。2Lエンジン並みにでているトルクが幸いしているのか、それこそ記憶の彼方にあるGolf5の2L FSIなんかより印象が良い。思わず「嘘でしょ・・・」と声がでてしまった。ただPoloとのちがいはやっぱりあって、巡航状態からちょこっとアクセルを空け、DSGの変速が無い状態だとやっぱり加速はもっさり。ただし、ソコはVWが誇る世界一のトランスミッションDSG。1秒もしたらドライバーの意思を感じ取り即座に変速(恐らく2段飛ばしくらい平気でやってるはず)Golfは猛然と加速を開始する。こうなればもうあとはスムーズなもの。僕の驚く顔をあざけ笑うようにちっぽけなエンジンはハミングを口ずさむ。
やっぱりTSI+DSGのパワーソースのうち、最もキモになっているのはDSGであり、DSGの変速スピードと緻密な制御が有るからこそTSIのトルク特性を思いっきり低回転寄りに振る事が出来る。ここ数年世界を驚かせているVWのマジックの仕掛けが改めて分かった気がした。それは内燃機関の限界に挑戦する試みであり、ハイブリッドのような飛び道具を使わなくても車は進化出来ると言う強いメッセージが込められている気がした。
だめだ、世界中でこのパワーソースに勝てるモノが見つからない。エコとFunをここまで高次元で両立している例は他に存在しない。
いまや世界一の自動車グループVW。その地位はTSI+DSGのパッケージとディーゼル、そしてもうすぐハイブリッドまで用意しようとしているパワーソースの開発能力。顧客が喜ぶツボを抑えた内外装の作り込み。これを続ける限り盤石な気さえする。部品メーカーに「同じものを30%安くしろ」と脅しをかけるだけの某日本メーカーは本当に今のやり方で長期的な成長は有り得るのか?そんな不安すら感じざるおえない後味でした。
ちなみにGolf トレンドラインの価格は250万程度から。スカイラインが朽ちたとき、真面目に購入を考えるだろうな。Golf。