2024.6.3西日本鉄道福岡市内線(路面電車)・宮地岳線の廃線跡・馬出緑地を散策 | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
 
現在の西鉄(西日本鉄道)の源流となった会社の一つに、博多湾鉄道汽船という会社がありました。
元々は、志免の炭鉱(志免鉱業所・海軍炭鉱)から石炭を運ぶために興された会社で、
 
 
積出港の西戸崎~宇美間の現在の香椎線(後に戦時買収国有化・国鉄→JR九州)と、
 
 
津屋崎~新博多の宮地岳線(現在の西鉄貝塚線)を開業しました。
 
 
惜しくも閉園した、かしいかえんを開業したのも同社でした。
 
 
さて、前置きが長くなりましたが、宮地岳線を開業した博多湾鉄道汽船は、戦時統合により
1942年に西日本鉄道へと統合。
更に、宮地岳線の新博多~貝塚間は福岡市内線(路面電車・貫線)に事実上編入される形に
なり、1979年の福岡市内線全線廃止まで存続しました。
 
 
そんな、博多湾鉄道汽船が開業した宮地岳線→福岡市内線の軌道敷跡が公園「馬出緑地」となって
残っていると聞き、散策してきました。
 
 
敷地は殆ど真っすぐですが、歩道はくねくねとカーブしています。
線路の跡をトレースしているとも思えませんが・・・・。
 
 
緑地は、ゆめタウン博多店付近まで伸びており、起点の新博多駅(西鉄博多駅)は千鳥橋付近にありました。
 
 
少し小高くなっているのは、電停跡?・・・ではないようです。
出来れば、博多湾鉄道汽船の沿革や、西鉄福岡市内線の概要なんかの説明板を立てて欲しい
ところです。
 
 
おお、西日本鉄道の旧社紋が入った境界杭を発見!
廃線跡を実感させる唯一の以降です。
 
他にも電停跡の遺構が残るバス停もあるそうなので、今度探してみたいと思います・・・。