今夜のDVD:名探偵ポワロ「エジプト墳墓のなぞ」(アガサ・クリスティー) | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
 
 
いわゆる、中東ものと呼ばれるクリスティーの作品の一つです。
恐らく、ハワード・カーターによるツタンカーメン王墓発見に触発して書かれたのでは
ないかと思うこの作品。
 
時々オカルトものテレビ番組でも紹介される都市伝説「ツタンカーメンの呪い」に
因むように、「メンハーラ王墓発見!」に端を発した「メンハーラ王の呪い」
と称して次々に起きる事件。
墓の封印を解いたとたんに心臓マヒを起こした調査隊長ウィラード卿。
皮膚から敗血症を起こして失明し、最後は腕も切り落とした富豪ブライドナー氏。
呪われたかのように謎の拳銃自殺を遂げたブライドナー氏の甥、ルパード。
最後には顎の骨が砕け散るという難病に冒され、苦悶の末に亡くなったシュナイダー博士。
 
そして、犯人の魔手はポワロにも・・・・。
 
慣れない砂漠の発掘キャンプで砂や虫に悩まされるコミカルなポワロと、相変わらず
お人好しで、真犯人を欺くためにポワロにむちゃぶりされるヘイスティングス大尉が
笑いを誘います。