鉄道大好きな私ですが、古いクルマやボンネットバスなんかも大好きです。
そこで、やって来たのが熊本県山江村の役場。
ここには、以前師匠と見学した山江村村有のボンネットバス・マロン号がいるんです!
今回は事前に連絡を淹れて、当直の親切な役場の方々のおかげで
見学させていただくことが出来ました。
ボンネットバス・ボンネットトラックを最後まで製造していたのは、いすゞでした。
BXDバスシリーズは、1962年に登場し、ホイールベース4mモデルがBXD20、5.2
mモデルがBXD50、そして、4.3mモデルはBXD30と呼ばれ、主力でした。
エンジンは名機DA120型の後継、DA640型ディーゼルエンジンを積んでいます。
このボンネットバス(マロン号)は前回の東京オリンピックの年、1964年に九州
産業交通(産交バス)が新車として導入した、いすゞBXD30です。
1978年の引退後は、産交バスから山江村に寄贈され、保管されていました。
1992年に自走できるように整備が行われ、翌年公道に復帰。
2005年に産業遺産に指定され、2008年には本格的なレストアに着手。
同年にはエンジンオーバーホールも受けています。
同じBXD30でも、一番下写真の前期モデルと比べると、4灯式ヘッドライトを装備する
一方、前期型と同じフロントグリルを備えることから、「過渡期モデル・63年顔」などと
呼ばれるようです。
古風な、いすゞマーク。
リベット打ちの車体に、ゴツいホイール。
内部を見てみましょう。
実際に座席に座らせて頂いて、シェフも母も弟も大満足!
私と弟は運転席にも座らせてもらいました。
本当にカッコいいボンネットバス マロン号。
9月のイベントでは自走予定とのことで、是非見に行きたいところですね。
人吉市内に戻ると、マロン号の後輩達(笑)が復旧に勤しんでいました・・・。