本日は9-6Dayです!国鉄9600形蒸気機関車(キュウロク)① | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
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9600形蒸気機関車は、大正2年に登場した我が国初の本格的な国産標準形機関車
です。それまでにも国産で製作された機関車は他にもありましたが、例えば汽車
製造の230形(41両製造)は英国製のA8形に範をとったものであり、明治の
代表的な貨物用蒸気機関車2120形(総数533両が製造されたB6系、国産は10両)
も同じく英国製の2100形の増備機でした。
鉄道院(国鉄)では、明治末年に海外より多数の新鋭蒸気機関車を輸入しており、
これらを参考にして独自の設計を進めたのが9600形蒸気機関車であり、牽引能力
は2120形のほぼ2倍でした。
重心が高く、高速運転は苦手とされていますが、扱いやすい性能と高い実用性が
好まれ、合計で770両が製造されました。これは当時国産機として単一形式の最多
生産数であり、後のD51形登場まで破られませんでした。
 
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9600形は四国を除く全国で活躍し、より強力なD50形蒸気機関車が登場した後も
地方線区や入換用に転用され、その活躍は60年以上に及び、国鉄の蒸気機関車
全廃時(昭和50年)に保存用を除く営業用で最後まで現役で活躍した蒸気機関車
は追分機関区の9600形3両でした。
この9633号機は9600形の34両目として製造され、戦前は甲信越地区で活躍した
後、戦中戦後は北海道に渡って小樽築港機関区等で運用されました。保存の為に
昭和47年に梅小路機関区に移り、現在は京都鉄道博物館に展示されています。
 
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓9600形蒸気機関車保存機ギャラリ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
 
 
9608号機(青梅鉄道公園)
 
 
29622号機(三笠鉄道村)
 
 
9643号機(札幌ビール園)
 
 
19638号機(若松駅前)
 
 
29611号機(大町駅前)
 
 
29612号機(志免中央公園時代)
 
 
47627号機(貝塚公園)
 
 
59614号機(北海道ワイン本社)
 
 
59634号機(九州鉄道記念館)
 
 
59684号機(田川市石炭資料館)
 
 
59665号機(熊本城博物館)
 
 
79642号機(王子の森公園)