戦国時代、筑後十五城主の一人・草野氏の城下町として発展し、江戸時代には
宿場町として繁栄した草野地区(久留米市)。
草野氏最後の当主・草野家清は、九州征伐に来た豊臣秀吉に対して
島津氏と結んで抵抗しますが、力及ばず降参。
しかし、秀吉の命を受けた小早川隆景の謀略で暗殺されてしまいました。
かつて、草野氏の本城だった発心城跡は発心山の山頂にあったとされ、
現在発心公園となっているのは草野氏の居館があった場所とされています。
今では桜の名所となっています。
麓にある須佐能袁神社。草野氏が勧請したとされる旧草野祇園社です。
福岡県の文化財となっています。
闇夜を遥かかなたまで見通せそうな丸い大きな目のフクロウ。
やはり獰猛そうなネコ。守り神としてなのでしょうか(笑)
「九州日光」とまで称され、鮮やかな色が眩しい専念寺。
九州日光と称される専念寺の瓦には葵のご紋が・・・・。由来は不明です。
明治43年(1910)、株式会社草野銀行本店として建てられ、和洋折衷の均整のとれた
建物には、唐草文をあしらった鉄柵、垣根や門扉などとともに、旧三井郡の中心地
として栄えていた草野町が先進文化を吸収していたことを示しています。
戦後は、福岡銀行草野支店として利用されていました。
昭和59年(1984)、草野歴史資料館として開館し、当地方の豪族草野氏ゆかりの
絵縁起や古文書などが展示されています。
また、草野銀行関連資料をはじめ地域の産業や生活の様子も紹介しています。
平成11年(1999)には、国登録文化財に指定されました。