本日は4月3日ですので、4-3Day!スハ43系客車保存車特集(スハフ42/スハ45/オハ46) | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
 
スハ43-717。
オハ35系と10系軽量客車の間に位置するスハ43系客車は急行列車等の優等列車
運用に供する目的で1951年から製造され、後年は普通列車にも使用されました。
国鉄分割民営化直前まで定期運用され、JRへの移行後も少数の車両が大井川鐡道
などのイベント列車として現存しています。 700番台は北海道向けです。
 
 
大福貨物運送のスハフ42(車番不明ですが、TR47形台車が残ります)。
 
 
蒸気機関車については、新製時から「北海道仕様」なるものは登場しません
でしたが、客車については早期から「北海道仕様」「北海道専用」モデル
が存在しました。
スハフ44は、スハ45と対を為す北海道向けに製造された座席車で、1952年から
1954年にかけて日本車輌、川崎、汽車で27両が製造されたました。
車体の基本構成はスハ43形を踏襲し、客窓の二重窓化、温気暖房装置等の北海道
向け設備を装備しています。
トップナンバーは小樽市総合博物館に保存されていますが、きちんと青い現役
時代の塗装を維持し、サボも内装も残っていて感激!

 

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スハ45-14。
スハ45は、スハフ44と対を為す北海道向けに製造された座席車で、1952年から
1954年にかけて53両が製造されました。車体の基本構成はスハ43形を踏襲し、
客窓の二重窓化、温気暖房装置等の北海道向け設備を装備しています。
この車両は、小樽市総合博物館で保存されていますが、きちんと青い現役時代
の塗装を維持し、サボも残っているのが嬉しいです。
 
 
小樽市にある北海道ワイン本社前のスハフ44-6・7。
 
 
三笠鉄道村のオハフ46-504。
オハ47・オハフ46形はスハ43形から改造されたグループで、1961年から1969
年にかけて各国鉄工場で合計328両が改造されました。
寝台車のTR23台車と、スハ43形のTR47台車を交換、TR23をスハ43に装着して
ス級からオ級に軽量化することで、機関車の牽引力に対して客車の連結両数を
増大することが出来ました。
更に1965年から1974年にかけてオハ47形から30両がオハフ46へと改造され、
1973年から1977年にかけてその内5両が北海道向けとしてオハフ46形500番台
に再改造されました。
やはり、北海道向けに客窓の二重窓化等の耐寒改造が施工されています。

 

 
京都鉄道博物館のオハ46-13。
最初の20m級客車であるスハ32系、戦前~戦後に製造され、鋼体化客車を除けば
もっとも多数が使用されたオハ35系客車の跡を継ぐ形で昭和26年より製作された
スハ43系客車は、当初専ら急行列車などに使用され、オハ35系に及ばないものの、
系列全体で1000両以上が製作されました。
このオハ46はスハ43を基本に仕様や素材を変更し、軽量化を図った形式です。