先日、福岡市中央区の大長寺に立ち寄ってみました。
大長寺は、豊臣秀吉の軍師として有名な黒田官兵衛の弟、黒田利則ゆかりの
寺院です。
1607年、黒田利則は領地の那珂川町・正岸寺に父・黒田職隆（小寺職隆）の
位牌や肖像画を納めました。更にその10年後、この大長寺に位牌が移され、
現在でも官兵衛・利則の父母・祖父母の位牌が祀られています。
江戸時代の天明年間、黒田家発祥の地、姫路市で黒田職隆の墓所が発見されると、
黒田藩は同地に職隆の霊廟を造営しました。
写真は、造営工事の際に発見された化石化した樹の根です。
以前から気になっていた大長寺でしたが、行ってみると、黒田氏ゆかりの意外
なものが安置されていて実に驚きました・・・。