愛媛県保存蒸気機関車完全制覇記念!2017.5.15四国鉄道文化館訪問記⑤軌間可変電車フリーゲー | 食事処 御来欧音おらいおーね(福岡県筑紫野市阿志岐1521‐1/ゼロ戦/鉄道模型/ガンプラ)
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続編のUPが遅れて申し訳ありません。今度は場所を南館に移します。

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軌間可変電車、即ちフリーゲージトレインですが、もはや時事問題のレベル
まで有名な存在になった感があります。
その名の通り、新幹線軌道と在来線軌道を同一の車両が軸距を可変させて
行き来できる列車、ということになるのでしょう。
九州新幹線長崎ルートにおいては、フリーゲージトレインの投入が予定
されているようですが、実際には間に合わないようです。
しかし、複雑な台車の機構を実用レベルに到達させたフリーゲージトレイン
第2次試験車が四国鉄道文化館に展示されています。

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軌間の異なる路線を直通運転できるために、乗り換えの手間はありませんので、
所用時間は短縮できます。
本車は、鉄道建設・運輸施設設備支援機構(日本鉄道建設公団の後身)の所有
車両として平成19年3月にJR九州の小倉工場で落成し、平成21年にかけて九州
新幹線や在来線において試験走行が繰り返されました。
平成23年からは改良型の台車を履いて、四国予讃線の多度津~多喜浜間、
多度津~坂出間で試験が続行され、平成25年まで試験に供されました。

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予讃線での試験終了後、JR四国多度津工場で保管されていたフリーゲージ
トレイン第2次試験車ですが、第3次試験車の完成と入れ替わるように平成26年
7月より四国鉄道文化館南館前に展示されています。
因みに、目標最高速度は新幹線区間270キロ、在来線130キロだそうです。

この様な営業運転に供されることのない純然たる試作車が保存展示されている
ケースは珍しいように思いますが、やはり新幹線に高い関心を持つ四国鉄道
文化館が名乗りを挙げたこと、普通の鉄道車両に比べて遥かに高価格な車両
であること、情報公開の時代なのかな・・・と勝手に思ってしまいました。

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いずれ、この場所に四国新幹線の1号編成が展示されるのでしょうか・・・?