明治22年に九州最初の鉄道として博多―千歳川間を開業した九州鉄道。
当初は筑後川（千歳川）にかかる橋梁の工事が間に合わず、翌明治23
年に橋梁工事が完了、当初の予定だった久留米まで全通しました。
山鹿市の水辺プラザかもとに旧鹿本鉄道・菊池川鉄橋として保存される
この鉄橋こそが実は九州鉄道の博多―久留米間全通時に架けられた
筑後川鉄橋の一部なのです。九州で初めての鉄橋でした。
その後、九州鉄道の博多ー久留米間は鹿児島本線として発展していき
ますが、同時に機関車の大型化の為に筑後川鉄橋は架け替えられ、
大正10年には熊本の植木ー山鹿温泉を結ぶ鹿本鉄道の菊池川鉄橋に
構造物の一部4連が転用されます。
しかし、鹿本鉄道の経営は競合するバス路線や水害の為に安定せず、
昭和40年に全線廃止。
貴重な九州初の鉄橋は、4連の内の1連を32M→24Mに縮めて旧宮原駅
跡で保存されていたようですが、平成14年より水辺プラザかもとの
公園遊歩道の一部として保存されています。
貴重な九州鉄道時代の遺産が遊歩道として遺っているのは嬉しいこと
です。目を閉じると、宇佐八幡宮のクラウス26号が九州鉄道記念館の
古典客車チブ37を牽いて渡る音が聞こえてきそうです・・・。
↓↓↓おまけ↓↓↓
同じ山鹿市内の高専ダゴさんのお好み焼き。
味も量も大満足です・・・・。大牟田や荒木にもお店はあります。