卓球用補助剤代用品研究(基礎理論編1) | 銀さんと卓球のブログ

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約3年ぶりにややリニューアルしました。
卓球やゲームなどの話題を中心になんとなく語りますが、雑談多めです。
気分によって一人称が変わりますが書いてる人は同じです。

皆さんお久しぶりです。

今日は皆さんが知りたいであろう補助剤の話をします。

本当は基礎理論を踏まえたうえで僕が実験してどんなものが最も補助剤効果があるということを確かめてブログに書きたかったのですが、僕の予定等がなかなか忙しくてですね、実験をするような余裕がないため、今回は補助剤の原理等を解説したうえでどんなものを探せばいいのかというような方針だけ皆さんに伝えたいと思います。

 

また、全部いっぺんに書くと長くなるので何回かに分けて書きたいと思います。それでは始めます。

 

基礎理論編1~揮発性によるアプローチ~

まず最初に当ブログにおける用語の定義をしておきます。 

 

スピードグルー…ラバーのスポンジ面に塗ると弾みを向上させる成分を含み、それ自身に接着能力をもつもの。

補助剤…ラバーのスポンジ面に塗ると弾みを向上させる成分を含み、それ自身に接着能力がないもの。

 

この定義よりスピードグルーと補助剤の違いは接着能力の有無のみとされます。よくスピードグルーと補助剤の違いについて揮発性の有無や有機溶剤と無機溶剤の違いで区別している記述が複数のサイトで見られるのですが、はっきり言ってそれらは間違いです。理由は後程説明します。スピードグルーも補助剤も弾みを向上させる原理は同じです。

 

とりあえず当ブログでは補助剤の代用品を探すことを最終目標として理論を進めていきます。

 

では本題に入ります。

Wikipediaの卓球のページでスピードグルー・補助剤についての記述を見てみると、以下のように書かれています。

【スピードグルー】

ラバーとラケットを接着するための有機溶剤性接着剤の一つ。一般の接着剤よりも有機溶剤を多く含んでおり、ラバーに塗るとスポンジの中で揮発して、スポンジが膨張する。この状態でラバーをラケットに貼ると、スポンジの膨張分だけシート面が横に引っ張られるため、常にゴムに負荷がかかった状態となる。反発力と摩擦力が高くなり、金属音と呼ばれる高い打球音になる。スポンジが柔らかくなるため、シートが少し硬くなっても全体としては柔らかくなる。ただし、常にゴムに負荷がかかっているため、一般の接着剤を使用した時よりもラバーの劣化が速い。

【補助剤】

有機溶剤を含む接着剤の使用が禁止されたことで、毒性のない水溶性接着剤(主成分は水、天然ゴム、アクリル)が普及したが、スピードグルー禁止を見越して、ブースターとも呼ばれる接着力の無い補助剤や水溶性グルーが卓球用品メーカーから発表されるようになった。

スピードグルー同様、補助剤を使用した状態の方が、未使用の状態よりも弾性と回転量に優れ、有機溶剤を含まず鉱物油を主成分としているので取り扱いが比較的容易で効果が持続しやすい、といったメリットがある。一方で、揮発性が低いのでラバーを剥がしての塗り直しが効かない、スピードグルーのような鋭いレスポンスを補えない、塗ることによって重量が重くなる、といったデメリットがあった。

(2017年5月19日閲覧)

 

さて、ここでキーワードとなるのは揮発性についてです。

スピードグルーの説明を見る限り次のような現象が起こると書いてあります。

揮発性成分をスポンジに塗る

スポンジ内の無数の気泡に揮発成分が入る

揮発成分が気泡の中で気化し、気泡が膨らむ

スポンジ全体が膨張するがラバーシートは膨張しないのでこの状態でラケットに貼るとラバーシートが引っ張られた状態になり、テンションがかかった状態になる

弾みの向上

 

とりあえずこんなことが起こっていると。

10年ほど前にJUICからラバーのスポンジ面に空気を高い圧力で入れてグルー効果を出す…という商品があったため、確かにこの理論は正しいことが裏付けされます。が!この理論だとWikipediaに書いてある補助剤の原理の説明がうまくいきませんよね?

仮に揮発性による原理でグルー効果が生み出されているとすれば、揮発性が低い補助剤では効果は期待できません。それに補助剤を重ね塗りすることによって効果が上がるという現象をこの理論で説明するにはやや無理があります。JUICの製品によって得られたグルー効果もほんの1時間程度で切れてしまい、実用的ではありませんでした。要するに気泡の中に高い気圧の空気があってもすぐに抜けてしまうことがJUICの製品によって証明されているのです。

 

以上より揮発成分による気泡内の圧力増加によるスポンジ膨張はある程度の効果は生み出すものの、メインの効果として考えるには力不足である、という結論が得られます。つまり、グルー効果は揮発性による効果によって生み出されている部分があるものの、それ以外の原因による効果によって生み出されている部分のほうが大きいということが言えると思います。

 

ではそれ以外にグルー効果を生み出している原因は何なのか?

この話は次回に書きたいと思います。

 

それでは今日はこの辺で!