第173回定期演奏会
2026年 7.19(日)15:00~
東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアル

J. S. バッハ《ミサ曲 ロ短調》BWV 232
指揮:鈴木雅明

ソプラノ:松井亜希、安川みく
アルト:アレクサンダー・チャンス
テノール:櫻田 亮
バス:ティモシー・エドリン

合唱・管弦楽:バッハ・コレギウム・ジャパン

 

BCJのロ短調ミサ、もう看板曲で、2年に一度は定期で採り上げられていますが、今回も東京のオペラシティの公演はほぼ即日完売の状態、カンタータシリーズはチケット販売に苦戦するようですが、ロ短調ミサの人気はすごいですね。そういう私も鈴木父が振るロ短調ミサは聞き逃すことはできず、ほぼ必ず行っていますし、今回も何とかチケット押さえていくことができました。

 

これだけのレベルのロ短調ミサを聞ける喜び、海外の古楽団体の来日公演でロ短調ミサが演奏されることがなぜか少なく、それもBCJの存在価値を上げているのでしょう。今回はCTのアレクサンダー・チャンスの声に驚愕、素晴らしい。スター性も感じるCTで逸材と言って良いでしょう。表現力が抜群で、声もCTで妙に太い声の歌手が意外に多いですが、密度の高いピンと張った潤いのある声で、惹きこまれてしまいました。エドリンのバスも落ち着いたもので好印象、今回櫻田が絶好調、過去何度も聞いた彼の歌唱でも出色だったのでは?それに比して常連の松井と安川、表現は凛とした清廉なものですが、如何せん声量が、、、松井も年々声量が落ちてきているような、誤解であれば良いのですが。オケはいつもながら大げさなところは皆無で、鈴木の大いなる情熱はありながらも、尖ったところはなく極めて音楽的な表現、またこれが良いのですよね。中盤でダレ易いところも密度の高い音楽が続き、あっとう間に終演となりました。次回はそそらく鈴木息子の指揮になるでしょうから、鈴木父のロ短調は四年後くらいのなるのでしょう、おそらくまた行くと思います(笑)、では。