第2061回 定期公演 Bプログラム
2026年4月16日(木) 開演 7:00pm [ 開場 6:20pm ]

2026年4月17日(金) 開演 7:00pm [ 開場 6:20pm ]
サントリーホール 

 

モーツァルト/クラリネット協奏曲 イ長調 K. 622
[アンコール曲]
モーツァルト/クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 ― 第2楽章から
クラリネット:松本健司
ヴァイオリン:郷古 廉、森田昌弘
ヴィオラ:中村翔太郎
チェロ:藤森亮一
マーラー/交響曲 第5番 嬰ハ短調

指揮 ファビオ・ルイージ
クラリネット 松本健司(N響首席クラリネット奏者)

 

ルイージも2027年度シーズンまで、翌年から桂冠名誉指揮者に就任すると発表された。オケとしても、いろいろな意味での拡張性を考えると丁度良い期間なのでしょう。現状ソヒエフ以外、後任候補の名前が上がらないですが、売れっ子ソヒエフが引き受けてくれるのかもわからないし、ソヒエフはウェルカムならがら、ブルックナー、ブラームスがあまり得意でないのは少し気になりますが、それは贅沢な悩みなのでしょうね(笑)。

 

4月B定期はモーツァルトの名曲クラリネット協奏曲、意外に生の演奏が聴けない曲で、今回はN響首席の松本のソロ。綺麗なつやつやのモーツァルト、逆にいうとインパクトや毒は全くない音楽、素直に良い曲だなと聞きましたが、それ以上のものはなかったのが残念。アンコールのクラカルテットの緩徐楽章、オケトップによる演奏で、奏者の距離感があり、少し不思議な響き、それが新鮮でした。

 

後半のマーラーの5番、冒頭のTpソロがこけると台無しになりますが、名手長谷川氏、初日は大きく外し、二日目はやや音程が不安定で残念、しかし、それ以降は大変力強く輝かしい演奏で流石、それだけに冒頭が惜しかったですね。Hrは今井氏、大外れはなかったのですが、かつてより音量が下がってきたのでは?庄司に吹かせた方が良いと思うのだけどな。

 

ルイージの演奏はテンポは速めながら、アゴーギグを効かせながら情熱的、N響の反応も熱いものがあり、上滑りせず、N響の弦セクションの厚みのある音が素晴らしい。ルイージのマーラー、8番はまずまず、3番は第1楽章は秀逸、それの楽章はテンポも含めて違和感あり、4番は以上に速いテンポで呼吸感が感じられず???、というものでありましたが、この5番は素晴らしい演奏で、これまでのルイージのマーラーの中では一番良い結果だったと思います。この秋の第2番復活は、3番と同様第1楽章は情熱的になり、その後は本人は熱くなるものの、、、しかもNHKホールだしパスしようと思っています。今年の復活は、パッパーノ・LSO、ルスティオーニ・都響、あとはラトル・BRSOを聴くのか、、、では。