第382回定期演奏会
2025/10/18 (土) 14:00開演 [13:15開場]

会場:東京オペラシティ コンサートホール

 

指揮:鈴木 秀美
チェロ:山崎 伸子 

Hidemi Suzuki, Conductor
Nobuko Yamazaki,Violoncello

 

シューマン:劇音楽「マンフレッド」作品115より 序曲
シューマン:チェロ協奏曲 イ短調 作品129

カザルス編曲  鳥の歌(チェロアンサンブル版)
ベートーヴェン:交響曲第6番 ヘ長調 作品68「田園」

 

R.Schumann:Manfred, Op. 115: Overture
R.Schumann:Cello Concerto in A minor, Op. 129
L.v.Beethoven:Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, "Pastoral"

鈴木秀美、ベト3英雄を振らせると屈指の演奏が聴けますが、いつも同じスタイルの演奏なので、曲によってはアクセクした音楽で疲れてしまうことも。前回はシューベルト・グレイトだったと記憶していますが、その際は前者に当てはまり、オールダカーポながら冗長感は皆無で、パンチのある演奏でした。

 

今回もマンフレッド序曲は、ピリオド奏法で、押し出しも十分あり音圧も十分で素晴らしい。オケのエンジンは少し後から掛かりましたが、指揮への反応も敏捷性が感じられました。続いてはベテラン・山崎伸子のソロでのチューマンのチェロコンチェルト、30年前くらい前までは、マイスキーの録音ぐらいしかメジャーなものがなく、マニア向けでしたが、徐々に採り上げられる機会も増えてきましたね。名手山崎も年齢のせいなのか、ポジションが甘くなってきているようで、味わいはあるのですが、一寸厳しい、昔から知っている人であれば楽しめる感じだったでしょうか。ステージマナーからすると品がありお人柄は良い方のようです。

 

メインはベートーヴェンの田園、先日のマルッキもそうでしたが、第1楽章がスイスイ進み過ぎて淡泊な印象、管楽器の呼吸感が感じられるような指揮ではないので、一寸息苦しいような印象が最後まで続きましたが、オケの指揮への反応は悪くはないものでした。このコンビではシュベールトの2番、4番あたりを採り上げて欲しいですね。

 

次のシティフィルは高関のトゥーランガリラ交響曲、シティフィルでトゥーランガリラが聴ける日がくるとは感慨深いものがあります、では。