第773回東京定期演奏会
2025年9月13日 (土)14:00 開演
サントリーホール
指揮:カーチュン・ウォン[首席指揮者]
マーラー:交響曲第6番《悲劇的》 イ短調
ここまでカーチュン・ウォン日フィルのマーラーシリーズ、2番、3番、4番、5番(2回)、9番と来て、今回は6番です。これまでは第一カテゴリー5番が断トツの名演、第2カテゴリー2番、3番はキズはあるものの、知性と熱意がバランスした演奏、第3カテゴリーは4番と9番は整理されているものの、心には届きにくい演奏、そんな印象でした。
今回の6番、第1カテゴリーに入れて良いでしょう。第1楽章、予想外にどっしりとしたテンポ、木管のベルトップで金管、弦との掛け合いを確りと聞かせる(第2楽章、第3楽章でも同様)、第2楽章冒頭、ティンパニーのマレットが前半のホワッとしたものから、堅いものに変えて、思いっきり叩かせる、強烈なインパクト。また第3楽章も含めて、ホルンの信末の演奏が完璧、Tpも安定感抜群。第3楽章が日本のオケだと流される演奏が多い中、アゴーギクは全く効かせないのですが、コクは十分。第4楽章も大袈裟にせず、知的ながら、オケの集中力が半端ないもの。変なところで退出する老人が数人いたし、終演後汚い声でブラボーと叫ぶ変なおやじ(見た目からして変)がいたりしましたが、その他の観客は真摯で感銘深い演奏会となりました。
来シーズンは8番千人の交響曲を70周年特別演奏会で採り上げるとのこと。大地の歌、巨人、7番を演奏して2027年か2028年に退任? できれば長くコンビで演奏して欲しいですが、来シーズンは定期が面白いプログラムが多く、定期会員継続することにしました。広上以外は聞きに行こうかと(リープラヒは日程上、別のコンサートにいくかもしれませんが)思います、では。

