2025年5月13日(火)19:00 サントリーホール大ホール
第1017回サントリー定期シリーズ
指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:松田華音*
ショパン(プレトニョフ編)/ピアノ協奏曲第1番*
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a(プレトニョフ版)より 第4曲「間奏曲」(アンダンテ)(ピアノ・アンコール)
チャイコフスキー/バレエ『眠れる森の美女』より
(プレトニョフによる特別編集版)
奇人?天才?ヴィルトゥオーゾ?プレトニョフは捉えどころがない、だけど天はとんでもない才能を与えたのは間違いない。プレトニョフの指揮は、興味深いプログラムや解釈が多いですが、打率は2割3分というところ。
今回のショパンの1番はプレトニョフが編曲、管楽器のリズミカルや重奏、裏拍などを入れたり、一部はピアノパートをオケにも弾かせたり。おおっとは思うものの、これだとオーケストレーションが酷評されてきた原曲の方がずっと素晴らしく、曲を素直に聴けると感じたのは私だけでしょうか。前進感のないテンポ(テンポ自体はそこまで遅くはないか)、今回のソリストの松田華音も弾くにくそう、タッチも荒れ気味で、トッパンでスケルツォを聴いた時のようなこちらの鼓動がドキドキするような、刺激的な音楽は今回は後退、アンコールも平凡な演奏、、、多分にプレトニョフのせいでしょう。
後半は眠れる森の美女からの抜粋、退廃的な感覚を持つプレトニョフではあるものの、金管などの扱いはロシアらしさも。クラリネットの女性ソロがいやらしくて、ここは良いです(笑)。眠れる森の美女もいくつかのナンバーは魅力的で惹かれるものがありますが、他の2曲に比べると、全てが素晴らしい訳ではない、今回は50分ほどだったと思いますが、やや退屈する場面があったのも事実。アンコールもあったようですが、今回は2回ほどのカーテンコールで退場しました。プレトニョフ、小生にとってはドンドン打率が下がってきているのですが、東フィル首席客演なので、当面は指揮が続くでしょう、さてどうしたものか、曲目次第かな、では。
