【完売御礼】第77回ティアラこうとう定期演奏会
2024/7/20 (土) 15:00開演 [14:15開場]

 

指揮:高関 健(常任指揮者)
ソプラノ:森 麻季
カウンターテナー:藤木 大地
バリトン:萩原 潤
合唱:東京シティ・フィル・コーア
(合唱指揮:藤丸 崇浩)
児童合唱:江東少年少女合唱団 Ken Takaseki, Principal Conductor
Maki Mori, Soprano
Daichi Fujiki, Countertenor
Jun Hagiwara, Baritone
TCPO Chor, Chorus
(Takahiro Fujimaru, Chorusmaster)
Koto Boy & Girls Choir, Children's Chorus

 

ニールセン:アラジン組曲 作品34
オルフ:世俗カンタータ「カルミナ・ブラーナ」
C.Nielsen: Aladdin Suite, Op.34, FS89
C.Orff: Carmina Burana

 

人気曲のカルミナ・ブラーナとは言え、早々にチケットが完売するとは思っていませんでした。今シーズンよりシティフィルでも定期会員のオペラシティ定期⇔ティアラ定期の振替が可能となったため、5月オペラシティ定期と振替で行った公演です。それにしても暑い暑い、江東は37℃で湿度も高く体力を奪われていきます。

 

前半はニールセンのアラジン組曲(7曲)、ヤルヴィの録音で聴いたことがありますが、生は初めてですが、なかなか異国情緒を醸し出すのが上手い作品で、ニールセン自身も気に入っていたそうですが、面白く聴けました。特に第5曲のイスファハーンの街の様子を描いたものは、4つのグループに分けて、ある部分は好きに演奏させることで雑踏の様子を描くところなど、結構先進的ですね。アイウズやコープランドの作品でもそのような手法が採用されているものがありますが、ニールセンが先駆者だったとは。アーサー・フィードラなどが名曲シリーズなどで採り上げても違和感ない組曲でした。

 

後半はカルミナ・ブラーナ、ティアラ江東の舞台を埋めつくす合唱とオケ、ステージから零れ落ちそうです。高関のコントロールの行き届いた指揮で統率されていましたが、先日聴いたバッティストーニ・東フィルに比べると、合唱(あちらは侵攻立劇場合唱団だったかと)も熱量も落ちるのは仕方ないところか。振り替えた席が前方サイドだったので、ソロも余り見えず、席もあまり良くなかったのもそのように聞こえた原因かもしれません。悪くはないが、それ以上でもなくということろでしょうか?

 

17時過ぎに演奏が終わり、酷暑のなか、汗をかきながら急ぎ足で半蔵門線→南北線でサントリーホールへ移動です、では。