日時 2023年9月13日(水) 19:00
会場 東京オペラシティ コンサートホール Tokyo Opera City Concert Hall
出演
ミハイル・プレトニョフ Mikhail Pletnev (ピアノ, Piano)
高関 健 Ken Takaseki (指揮, Conductor)
東京フィルハーモニー交響楽団 Tokyo Philharmonic Orchestra

 

ラフマニノフ
ピアノ協奏曲第1番 嬰へ短調 Op.1
ピアノ協奏曲第2番 ハ短調 Op.18

10の前奏曲 op. 23より 第4番 ニ長調

 

上海ではチャイコフスキーのP協第1番を聴きましたが、さらっとした草書のチャイコフスキーでニュアンスで聴かせる演奏でした。この曲を何度も聴いたことがある人はこういうのも興味深く聴けるのですが、豪快な演奏を期待していた人は肩透かしを食らったような表情をしていたのが印象的でした。

 

果たして今回のラフマニノフは、、やはり同様の演奏でした。ラフマニノフイヤーで各地で演奏会が開催されていますが、事実上ロシアから亡命したプレトニョフも何度か各地で演奏しているようです。先ず特筆すべきは、高関の指揮がメリハリがありつつ、プレトニョフの繊細な解釈に良く合わせていたのと、首席客演指揮者であるプレトニョフに敬意を表してか、東フィルも気合の入った演奏でした。

 

この日は1番と2番でしたが、両曲とも第2楽章の美しさは特筆すべきもの、私は今回前方席だったのでそのニュアンスを聞き取れたのですが、後方席などはどうだったのでしょうか?しかしもう高齢のプレトニョフ、テクニックは完璧でひょうひょうとしたとこころは変わらないですが、第1番が終わった後は少し涙ぐむような表情に(これは珍しい)。

 

仙人の黄昏というようなラフマニノフで、ピアノを弾く人か、少し人生経験を積んだ大人のための演奏だったような気がします、では。