2022年6月19日(日)東京文化会館 大ホール
ドミンゴ&ゲオルギュー プレミアムコンサート
開演 15:00 プレミアム席45,000円、S席38,000円、A席31,000円、B席25,000円、C席19,000円、D席15,000円

 

ドミンゴ81歳、シモンを歌うはずだったのが、パレルモ歌劇場の公演は中止で同じくラ・ボエームに出演予定だったゲオルギューと共にコンサートを開催。事前告知はなかったと思いますが、ソプラノのモンゾも出演していました。

 

ドミンゴがシェニエの我が祖国の敵の第一声、会場の空気が変わりました。これだけの高額チケット、観客は長らく引っ越し公演を聴けていない富裕層が多かったようですが、81歳のドミンゴの声がこんなに響くとは!、と驚いて明らかに空気が変わったのです、曲が終わると盛大な拍手と共に一斉にざわざわ、と。マクベスでもそうでしたが、指揮のチャンパのオケの音量コントロールも見事でしたが、なるほどこれだから欧州でもいまだにシモン、マクベスなどで主役を張っているのかと得心した次第。サルスエラはスペイン人だから当たり前であるものの、言葉が滑らかに音楽に乗り水を得た魚。いくつかの曲でキーを下げて歌っていましたが、グラナダは一寸下げ過ぎかな(笑)、違う音楽のよう。しかし、酒場の女の、そんなことはありえない、もアンコールの定番ですが、こちらは迫るものがありました。

 

まだ20代のモンゾ、サルスエラのソロとドミンゴとのデュオの2曲のみ。輝かしい声、完璧なテクニック、美しい舞台姿、これだけしか聞けないとは勿体ない。次に聴ける機会が楽しみです。ゲオルギューは大女優の体で登場、お姉さま、かつでのクリーミーヴォイスはもうなく、前半はかなり衰えが顕著でしたが、後半のポピュラーやアンコールの私のお父さんは聴かせ上手でした。新日は吉松隆プロが日程の間に入っていたせいか、トラがかなり多かった様子。他のオケの退任した首席なども目立っていましたが、急にスケジュール入ったので仕方なかったでしょう。来年のパレルモ、シモンをドミンゴが演じるのかな?勿論長いフレーズはもう繋ぐことはもう苦しいですが、演技が抜群のドミンゴだけに、価格と日程が合えば行ってしまうかもしれません、では。