コンテンポラリー・クラシックス
8/24(火) 19:00開演(18:20開場)大ホール

 

ヘルムート・ラッヘンマン(1935~ ):『動き(硬直の前の)』アンサンブルのための(1983/84)
マーク・アンドレ(1964~ ):『裂け目[リス]1』アンサンブルのための(2015~17/19)

日本初演
ピエール・ブーレーズ(1925~2016):
『メモリアル(…爆発的・固定的…オリジネル)』ソロ・フルートと8つの楽器のための(1985)*
ジェルジュ・リゲティ(1923~2006):ピアノ協奏曲(1985~88)**
マティアス・ピンチャー(1971~ ):『初めに[ベレシート]』大アンサンブルのための(2013)

日本初演

フルート:ソフィー・シェリエ*
ピアノ:永野英樹**
指揮:マティアス・ピンチャー
アンサンブル・アンテルコンタンポラン

 

業務が予定より長引きブーレーズからの参戦、急いで行ったことと曲想もあり爆睡(申し訳ありません)。お目当てであったリゲティのピアノ協奏曲、ソリストはかつてEICに在籍していた永野英樹。ソニーのリゲティ全集で以前繰り返し聴いていたこともあり、この曲は馴染みがありましたが、こちらも永野のピアノが素晴らしい、意外にも打鍵は抑制気味であるものの、知的でコントロールされた演奏、EICの切れ味あるアンサンブルもあり、爆睡した後でしたが(笑)、素晴らしい演奏でした。休憩後にピンチャーの初めに。様々な演奏技法を取り入れた2013年に世界初演された作品で、ユダヤ教のモーゼ五書の創世記冒頭に記された『初めに』に戻づいた作品。静謐な音響の中で展開されるが、35分の大作、理解できたとは言い難いものの、最後まで喰らいついて聴いていました。大変意義ある演奏会でした、では。