7月4日(日)14:00  会場:東京文化会館(上野)

■プログラム 
「ギリシャの踊り」
音楽:ミキス・テオドラキス
振付:モーリス・ベジャール
(7/3)
2人の若者:岡崎隼也、井福俊太郎
パ・ド・ドゥ:沖香菜子、樋口祐輝
ハサピコ:伝田陽美、宮川新大
ソロ:柄本弾
(7/4)
2人の若者:池本祥真、昂師吏功
パ・ド・ドゥ:秋山瑛、大塚卓
ハサピコ:上野水香、ブラウリオ・アルバレス
ソロ:樋口祐輝

「舞楽」(1988年初演版)
音楽:黛敏郎
振付:モーリス・ベジャール
(7/3)
池本祥真
中川美雪、金子仁美、ブラウリオ・アルバレス、生方隆之介
(7/4)
宮川新大
伝田陽美、三雲友里加、鳥海創、後藤健太朗

「ロミオとジュリエット」(パ・ド・ドゥ)
音楽:エクトル・ベルリオーズ
振付:モーリス・ベジャール
ジュリエット:秋山瑛(7/3)/足立真里亜(7/4)
ロミオ:大塚卓(7/3)/秋元康臣(7/4)

 

「ボレロ」
音楽:モーリス・ラヴェル
振付:モーリス・ベジャール
主演:上野水香(7/3)/柄本弾(7/4)

 

HOPE JAPANと称しての公演、東日本大震災10年とコロナ禍での戦いへのHOPEとしての公演で文化庁からも相応の助成を受けれたことであるが、丁度熱海で土石流が発生し多くの方の行方不明になっているタイミングとなりいささか暗い気持ちになりました。会場は通常座席でほぼ満員。小生はオペラ会員で貰ったチケットの有効期間が近づいていることもあり、本公演で使わせて頂いた次第。

 

やはり最後のボレロが圧巻、柄本弾のパフォーマンスはこれまで何度か観てきたが、今日が一番素晴らしかった。身体から発せられる揺れるリズム、エネルギーが素晴らしい、東京バレエではMと並んで看板演目ですものね。今回は男性中心のバレエであり、他にはギリシャの踊りでソロの樋口祐樹が目立っていた。バレエというのは、天から与えられた容姿がなければ、いくら才能があっても舞台として成り立たない残酷な芸術ですが、海外では背丈でどうしてもクラシカルな作品では勝負できない柄本の意地を観ることができたと思います、では。