13:30~
解説:鶴澤賀寿
13:45~ 換気休憩
13:50~
天網島時雨炬燵 紙屋内の段
        浄瑠璃 竹本土佐子
        三味線 鶴澤津賀花
14:25~  換気休憩
14:35~
壺坂観音霊験記 壺坂寺の段
        浄瑠璃 竹本駒之助
        三味線 鶴澤津賀寿
        ツ レ 鶴澤駒治

 

女義太夫を初めて聴くことができました。NHKで添付映像の阿古屋の素浄瑠璃を聞いて、この竹本駒之助の声に圧倒され、ご高齢ゆえ聴くチャンスを逃すまいと思っていたのですが、コロナで延び延びなっていたところ、漸く義太夫協会のお江戸日本橋亭での公演でその願いが叶いました。

 

心がきれいになる壷坂霊験記のクライマックス、お互いを想って身を投げ出した沢一とお里が観世音菩薩により救われる場面。80代とは思えない声、表現、前から2列目で聴いたのですが、35分ほどの時間の間、圧倒されっぱなしでありました。そして鶴澤津賀寿の三味の上手いこと!義太夫の太棹で間が素晴らしいし、駒之助と互角の対話、いや~感動しました。最後ツレが入っての迫力ある終盤で幕となりました。人間国宝、竹本駒之助と鶴澤津賀寿、是非また聴きたいものです、では。