2018年5月5日(土)午後7時45分開演 上海交響楽団音楽庁小ホール
ピアノ ジャン・ズオ(左章)
曲目
シューベルト ピアノソナタ19番 イ短調 D958
Chopin: Waltz No.6 in D-flat major, Op.64/1 “Minute Waltz”
Chopin: Waltz No.7 in C-sharp minor, Op.64/2
Chopin: Waltz No.8 in A-flat major, Op.64/3
Chopin: Waltz No.19 in A minor, Op.P2-11
Chopin: Waltz No.5 in A-flat major, Op.42 “Grande valse”
シューマン ウィーンの謝肉祭の道化芝居 Op.26
アンコール 中国の民謡による美しい曲
本日は中国のピアニストのリサイタルへ。
予告では、最初にベートーヴェンの32番が演奏されるとクレジットされていたのですが、シューベルトの19番から開始。そりゃそうですよね、あまりにもヘビーなプログラムになるので(笑)。19番は生で聴いたのは20年振りかも、全開は確か園田だったような記憶ですが、あまり覚えていません。しかし先日聴いたレオンスカヤのテルデックの録音もたまに聴いていましたし、第一楽章の変奏も好きで、私にとっては深い森であるシューベルトソナタの中では良く聴いている曲です。今回のジャンズオはテクニックはしっかりしていて、打鍵も比較的しっかりとしたタッチで確かにドイツ音楽のスタンダードな演奏が似合いそうです。日本で言うと伊藤恵をもう少しスッキリした感じというか。情熱と構成が上手くバランスしていました。詳細はわかりませんが、聴いている限りはリピートはすべて行っていたと思います。後半の最初はショパンのワルツ5曲ですが、先程のこのピアニストの特性からすると、正しいけど面白くないショパンというところでしょうか。その一方、シューマンのウィーンの謝肉祭の道化芝居の実に堂々とした演奏で大変聴き応えがありました。この曲は5曲から成り立つもので、実際にシューマンがウィーンへ行った際に4曲を書き上げたそうですが、第1曲と第5曲が印象的でディスクでは聴いていましたが、生では初めてでないかしらむ?今回は下の写真のようにピアニストの真後ろの席だったので、何だか臨場感も凄いものがありました。アンコールは中国メロディーをサラッと綺麗に弾き終わりました。今回は80元(1600円)ほどのお値段で、このシューマンが聴けて大変お値打ちなコンサートでした。
因みにシューマンの道化芝居での素晴らしい録音はアシュケナージ。アシュケナージのショパン、モーツァルト、ベートーヴェンはどうしても好きになれませんが、シューマンとラフマニノフは絶品、特にシューマン全集は屈指の名演だと思います。では。

