日期 2017年01月22日
时间 19:30
 
马丁•史岱菲尔德(Martin Stadtfeld):
曲目:
Bach  Chaconne From Partita No. 2 BWV 1004 (transcription: Stadtfeld)   12
巴赫  恰空选自第二无伴奏小提琴组曲(Martin Stadtfeld改编)


Bach  canonic variations on a theme of Frederic II.( inkl. Prelude und Postlude) 25’
巴赫  腓特烈二世主题卡农变奏曲 (包括Martin Stadtfeld创作的前奏曲与终曲)
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 中场休息
Bach   Goldberg  variations with 14 canons integrated  60’

巴赫   哥德堡变奏曲 与14首卡农的整合版

注:Martin Stadtfeld把哥德堡变奏曲 ( Goldberg variations BWV988)和 14首卡农 (canons on the goldberg ground BWV1087)进行了重新整合。

 

ことし最初のコンサート、近所にある上海音楽庁でシュタットフェルトの

バッハピアノリサイタルを聴きました。

個性的なピアニストとして日本でも何回かコンサートを開いていましたが、

残念ながら聞くことができませんでした。

最近発売されたショパンのディスクも相当個性的ですが、

この日のバッハも際立った個性で驚かせてくれました。

最初のシャコンヌ、あのブゾーニ編ではなく、

本人の編曲で何とも小さな音で開始、あれだけ内省的なシャコンヌは初めて。

周囲の聴衆もやや戸惑っている印象でした。

そして次がフリードリッヒ大王のテーマ、つまり例のフーガの技法のテーマですね。

これによるヴァリエーション、とてつもなくピアニスティックなところもありますが、

軽い繊細なタッチでの音楽作り、でもつまらないと思えば平気で物音を立てる

中国の人たちが真剣に聞いています。

ところが20分過ぎになるとやや我慢ができない人がチラホラ退出。

でも、そこで鳴っている音楽は崇高ものもの。

このコンサートはあたり、と確信しました。

休憩後は、これまた独自のゴールドベルク変奏曲。

ディスクでも発売されていますが、全然異なる音楽作り、

というか、音楽そのものも変えていますね。

超絶的に弾くところもありますが、やはり基本な内省的な、ある種感覚的とも言える

タッチで見事にバリエーションを弾き分けていました。

このホールは余り響かないですが、ピアノではそれが好奏することが多いと感じます。

50分ほどの演奏時間でしたが、ホントに集中して聴くことができました。

これはアンコールは、と思っていたら

カーテンコール2回目でいきなり、プロコフィエフのトッカータ、

驚くと同時に、ヴァリエーションの中に似たタッチのものがあったと、

勝手に合点していました。

まあ、濃いコンサートを1月の上海で堪能しました。

では。