Paavo Järvi Performs Má Vlast
Time: 2016-02-27 20:00 Saturday
Add: NO.1380 Middle Fuxing Rd Shanghai China
Venue: Shanghai Symphony Hall - Concert Hall

Conductor: Paavo Järvi
Shanghai Symphony Orchestra

Smetana: Má Vlast

N響との共演の帰りなのか、パーヴォ・ヤルヴィが
上海交響楽団に客演しました。

演目はスメタナの我が祖国全曲。

なぜこの曲なんだろう、と不思議に思いつつ演奏開始。
ハープの男性、力強い音、雄大というよりはとにかくデカイ。
でも何だかこの高い城でこの音だと高潔な印象もあり悪くない悪くない。

全体的に金管の音量を抑えながらの指示を多発していました。
あんまり練習時間がなかったか・・・。
予想通り、痩身のスッキリしたアプローチのスタイルで、
これがN響のサウンドなら相乗効果が出るのでしょうが、
今回は解釈がそのまま進んでいった感じでしょうか。

高い城、シャールカの演奏が6曲中では良かったかな。
モルダウは後ろのおっさんが知ってる知ってると歌い出したのには閉口しました(笑)。
この曲はある程度の想いとかなければ、全曲は厳しいかな。
そうでないと、後半3曲が単調に聴こえてしまうきらいもありましね。

過去聴いたパーヴォの演奏では最も感銘が低かったかも。
オケはクラリネットが素晴らしい!

帰宅してクーベリック、チェコフィルの来日公演の演奏を聴いてみると。
断然こちらの方が熱く押し寄せてくるものがあるな~。
抜粋だったらともかく、全曲演奏するのであればこおうでなくては。

次の上海交響楽団はトーマス・ハンプソンの登場です。
では。