サントリーホール チェンバーミュージック・ガーデン

ミロ・クァルテット ベートーヴェン・サイクルⅤ
~Age55 独創の極みから原点回帰へ~

日時2015年6月20日(土) 19:00開演 ブルーローズ

曲目
ベートーヴェン

: 弦楽四重奏曲第14番 嬰ハ短調 op.131
: 弦楽四重奏曲第16番 ヘ長調 op.135
: 弦楽四重奏曲第13番 変ロ長調 op.130 から第6楽章「アレグロ」

アンコール
  13番から第5楽章
  6番から第3楽章

出演ミロ・クァルテット
ヴァイオリン:ダニエル・チン、ウィリアム・フェドケンホイヤー
ヴィオラ:ジョン・ラジェス
チェロ:ジョシュア・ジンデル

目の前に山があるから、という訳ではないですが、
ベートーヴェンの作品にはいくつか巨大な山脈が3つあります。
交響曲、ピアノソナタ、そして弦楽四重奏曲がそれにあたります。

弦楽四重奏曲の山脈にはそろりそろしと近づいていますが、
30年程、音楽を聴いていますが、いまだに険しい山脈としてそびえたっています。
現在40代ですが、少しづつ挑戦して50歳代で大局的に、網羅的に挑戦したいと思っています。

なぜそんなことを記載したかと言えば、
このコンサートでの14番、この異形の大曲はまだまだ自分には
未踏の領域の音楽だと感じたからです。
7楽章の大曲ですが、特に第1楽章~第4楽章にはなぜ?という印象がまだあります。
いや~、難しい、まだまだ幼いですな。

ミロ・クァルテット、95年に結成された弦楽四重奏団で
非常に情熱が伝わってくるスタイルですが、
誠実さが確りとあるもので、4人の実力もバランスがとれていて素晴らしい。
弦楽四重奏団の聖書であるベートーヴェンは当然のことながら弾き込んでいるのが良く分かります。東京でも過去に何度かコンサートを開いているようですね。

サントリーホールのこのシリーズ人気があるようですね。
この日もチケットは完売。
5年目を迎えて恒例化していますが、是非継続して欲しいものです。

では。