日時 2015年 6月16日(火) 午後 7時00分開演 (午後6時30分開場) 
会場 東京オペラシティ コンサートホール 京王新線 初台駅東口徒歩5分 【座席区分】

料金 S\7,000 A\6,000 B\5,000 Sペア・シート\13,000
S、Sペア・シートは完売いたしました。

曲目
ジョン・タヴァナー: 王のキリエ 
Taverner: Leroy Kyrie
タヴァナー: 西風のミサ曲
Taverner: Missa Western Wind

Interval

アレグリ: ミゼレーレ
Allegri: Miserere

ペルト: 石膏の壺を持つ女性 (マタイ伝26章6-13節)  [無伴奏合唱のための音楽より]
Pärt: The Woman with the Alabaster Box

ペルト: 皇帝カエサルへの貢物(マタイ伝22章15-22節)  [無伴奏合唱のための音楽より]
Pärt: Tribute to Caesar

ロバート・パーソンズ: めでたし、マリア  
Parsons: Ave Maria

パーソンズ: おお、慈悲深きイエス
Parsons: O bone Jesu

タリス・スコラーズ
指揮: ピーター・フィリップス

もう15回目の来日だそうですが、いつも通り高水準の演奏。
ルネサンス期の合唱については、世界トップクラスを長期間維持しています。

最初はジョン・タヴァナー。
エドワード8世絡みの小説でも登場していました。
特に西風のミサは比類ない美しさ。
合唱はどうしても1曲目は潤っていないことが多いですが、
タリス・スコラーズは全く関係なし。
一人一人の技量が素晴らしい。
特にバスの背の高い坊主の人が本当に素晴らしい。
オペラのバス歌手とは全く異なる歌唱、でも素晴らしい。

ペルトは有名なマタイ伝のキリストに香油を注ぐハンセン病の女性の下りです。
この曲が本当に美しい。
ピュアな響きではあるが、内なるドラマがあり
それがたまに出てくる不協和音でインパクトを与えているのか。

そしてパーソンズ、イギリスの薔薇戦争あたりで生きた人でしょうか。
個人的にはタヴァナーの方が好みかな。

毎回そうですが、タリススコラーズを聴きにくる観客は素晴らしい。
ミーハーなものが一切ない世界なので、
真に音楽を愛する人、合唱好きでもピュアな人が聴きにきている感じ。

アンコールは2曲。
メキシコのルネサンス期の作曲家とタリスまバードだったかな。

あー、幸せ幸せ。

帰りに成城石井で濃いポテトサラダを買って自宅で安ワインで
音楽を反芻してから寝ました。
では。