2015年4月19日(日)午後1時開演

2014/2015シーズン
「ウィンズロウ・ボーイ」
The Winslow Boy
小劇場

【作】テレンス・ラティガン
【翻訳】小川絵梨子
【演出】鈴木裕美
【美術】松岡 泉
【照明】笠原俊幸
【音響】長野朋美
【衣裳】前田文子
【演出助手】山田美紀
【舞台監督】村田 明

小林 隆 中村まこと 竹下景子 
森川由樹 山本悠生 渡辺樹里
チョウ ヨンホ 原 一登 渋谷龍生

新国立劇場で会話劇が有名(と言われている)ラティガンの作品を観てきました。
目の前の人が座高が異様に高く、視野が遮られて不快でしたが、
まあこんなこともあるのでしょう。

20世紀初頭のイギリスの家庭(中流よりは上なのでしょう)でのお話。
笑いも織り交ぜた古典的演劇です。
小林隆、中村まこと、そして竹下景子というベテランに
新国で育った若手が共演というスタイルです。

若手はやや芝居芝居し過ぎるところはありますが、
テンポが良いので13時開演で16時15分終演でしたが、楽しめました。
ベテラン勢はやはり間の取り方が良いですね。

歌舞伎だけでなく、やはり小劇場でのストレートプレイも面白い!
来月はイプセンの海の夫人を観劇する予定です

では。


<あらすじ>
第一次大戦前夜のロンドン。
ウィンズロウ家は、銀行を退職した父アーサー、母グレイス、婦人参政権論者の長女キャサリン、オックスフォード大学生の長男ディッキー、海軍兵学校で寄宿生活を送る次男ロニーの
5人家族。

今日はキャサリンの結婚が決まる日。そこへロニーが一通の手紙を持って突然帰ってくる。
校内で5シリングの窃盗を働いたため退学に処す、という内容だった。
「僕はやってない!やってないんだ!!」
無実を訴えるロニーの言葉に、父アーサーは息子の名誉を守るため、ある決心をする。
それはウィンズロウ家の人々だけでなく、世論をも巻き込む大きな論争へと発展していく。