河竹黙阿弥=作
梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう) 三幕六場
- 髪結新三 - 
    
序 幕 白子屋見世先の場
     永代橋川端の場

二幕目 冨吉町新三内の場
      家主長兵衛内の場
      元の新三内の場

大 詰 深川閻魔堂橋の場   

三 人 形(みつにんぎょう) 常磐津連中  
国立劇場美術係=美術    
                        
(出演)
 中 村 橋之助
 中 村 錦之助
 市 川 門之助
 中 村 松  江
 中 村 児太郎
 中 村 国  生
 坂 東 秀  調
 市 村 萬次郎
 市 川 團  蔵 
 
       ほか

三月の国立劇場は、福助、時蔵が座頭を務めてきましたが、
今年は橋之助がその任に当たります。
やはり座頭は気合が入るのでしょうね、
毎年お3月公演は良い上演が続いています。
それにいつもより少しお安いのも◎。

江戸っ子の小悪人、髪結新三、
詳細は筋書を読むと江戸時代でも後期には
髪結は結構ワルが多くて風俗を乱す存在でもあったようです。

善八っあん、をあたり役にする秀調を見てニヤニヤしたりして楽しみました。
團蔵の強欲大家の啖呵も良いですね。

そして新三初役の橋之助、似合いますね。
小悪さがにじみ出て、そして江戸っ子の粋なところもあり。
長男国生との共演も嬉しいんでしょうね。
錦之介の親分さん、まあおじさんに声などもソックリ。。
いまの若い人に分かるんでしょうかね。

最後は美しい三人形を観て帰宅しました。
では。