第1802回 定期公演 Aプログラム

2015年2月7日(土) 開場 5:00pm 開演 6:00pm
NHKホール

エルガー/チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
マーラー/交響曲 第1番 ニ長調「巨人」

パーヴォ ヤルヴィ
アリサ ワイラースタイン

来シーズンから首席指揮者に就任するパーヴォ・ヤルヴィが登場。

冒頭のエルガーの協奏曲の登場からブラボーの声もチラホラ。
前祝ということろでしょうか。

ワイラースタインのエルガーの協奏曲と言えば、
数年前のバレンボイムとの強力なCD録音が思い出されますが、
ボリューム感あるチェロは生で聴いても迫力あり。
繊細な音楽作りの人ではありませんが、
ある種直情的なこの曲はピッタリですね。
ややN響の音が軽く聞こえましたが、これはヤルヴィの意図でしょう。

名曲ですが、いつも第2楽章で少し飽きてしまい、
第4楽章で復活というパターンを今日も感じてしまいました・・・。

休憩後、マーラーの巨人。
来シーズンは復活を採り上げますね。
予想通り時折ためは見せるものの、基本的には結構早いテンポで
グイグイ押しまくりですが、今日はオケも気合が入っていたのでしょう、
特にトランペットの輝かしいこと!!(S氏ではない)
今日はオーボエも素晴らしい。
ホルンはやや荒っぽくなるところはありましたが、
特に第1楽章は押し出しも立派で聴き応えがありました。

マーラーの交響曲では8番と並んでそんなに得意な曲ではないのですが、
今日のように軸が定まりつつ疾走するマーラー悪くないですね。

来シーズンはR.シュトラウスをB定期で集中的に採り上げるようですが、
18日の英雄の生涯も楽しみです。
こちらの方がヤルヴィには合っているのでは?

では。