2014年9月13日(土)
何と舟木一夫の商業演劇へ。
松竹歌舞伎界のポイントがどうやらゴールドになりそうなので、
キャンペーンで追加ポイントを確保するため3階の一番安い席へ。
でも一列目ですし、予想よりずっと面白く観れました(笑)
第一部の出し物はお馴染み天一坊もの。
成程、松也はそういう雰因気を纏っていますものね。
笑ったのは舟木一夫がセリフをとちってしまい完全に不自然な間が出来たこと!
松也が一所懸命に次に移ろうとするのですが、グダグダになって・・。
第二部の歌謡ショーで舟木自身も告白していました。
大阪新歌舞伎座以来10年ぶりに台詞が飛んだそうです(笑)
この出し物で一番感心したのは、林与一。
大岡越前役だったのですが、声といいその台詞廻しといい流石。
これは感心しました。
終盤の田村亮演ずる吉宗と天一坊を鷹狩で最初で最後の挨拶をさせるくだりなどは
なかなかの見せ場でありました。
(ここでは会場のおばさま方もシクシクと・・・)
最後は夢破れた舟木演ずる伊賀之助が大立ち回りで幕でした。
後半は歌謡ショー、知っている曲は3曲ほどでしたが、
70歳の舟木一夫の人気はスゴイですね。
一か月興業でこの日も1階は満席、2階もほぼ埋まっていました。
銭形平次になると皆さん立ち上がるのが恒例のようで。
少し恥ずかしかったので3階で良かった(笑)
懐かしい日本歌謡や、やはり高校三年生を歌ってフィナーレでした。
北島三郎も今年で座長公演から引退するとのこと。
安席あれば除いてみようかしらむ。
では
<見どころ>
齋藤雅文 脚本
金子良次 演出
─ 天一坊秘聞 ─
一、八百万石に挑む男
軍師 伊賀之亮が、天一坊と共に徳川八百万石へ挑む!
我こそは将軍吉宗公の御落胤なり」と名乗り出て、天下をゆるがす大騒動を巻き起こした天一坊。 江戸時代に実際に起きたこの事件は、歌舞伎、映画、小説など幅広いジャンルで題材となってきました。
その中でも、「羅生門」を始め数多くの大作を手掛けた
橋本忍の脚本による映画「八百万石に挑む男」(一九六一年劇場公開)は、
伊賀之亮が天一坊と共に高みを目指す旅路を重厚に描き出し、
今なお色褪せぬ名作としてファンを魅了しています。
今回、舟木一夫が軍師 伊賀之亮に扮し、この作品を初めて舞台化。
天一坊役には、歌舞伎俳優として目覚ましい活躍をみせる尾上松也といった豪華な顔ぶれを得て 大きな野望を追い求める男たちの壮大な物語をお贈りいたします。
徳川幕府も盤石となった八代将軍吉宗の治世。
謎の浪人、山内伊賀之亮は、天一坊と名乗る若者と出会い、
徳川幕府を根底から引っ繰り返す壮大な夢を描く。
将軍吉宗の御落胤と語る天一坊は、紀州徳川家家宝の短刀とお墨付きを携えていた。
一介の素浪人伊賀之亮が、軍師として、天下の徳川を相手に痛快無比な大勝負を挑む…。
二、シアターコンサート
《昼・夜別構成》
珠玉の楽曲の数々に酔いしれる夢のひととき―
新橋演舞場という劇場空間を活用した一体感溢れる演出でご好評をいただいている「シアターコンサート」。 待望の新曲「眠らない青春」「恋人形」をはじめ、時代を彩る名曲、大ヒット曲を中心に昼の部、夜の部と趣の異なる構成でお贈りいたします。
さらに「日本の名曲たち」と題し、昭和の名曲もお楽しみいただきます。
スタッフ・キャスト
舟 木 一 夫
尾 上 松 也
林 与 一
田 村 亮
長谷川 稀 世
柴 田 侊 彦
林 啓 二
原 口 剛
山 内 と し お
坂 西 良 太
長谷川 かず き
川 上 彌 生
真 木 一 之
尾 上 徳 松