2014年1月11日(土)午前11時 新橋演舞場

通し狂言 壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)

   
悪七兵衛景清 市川 海老蔵
阿古屋 中村 芝 雀
猪熊入道/秩父庄司重忠 中村 獅 童
梶原源太 中村 萬太郎
梶原妹白梅 坂東 新 悟
尾形次郎 大谷 廣 松
うるおい有右衛門/岩永左衛門 片岡 市 蔵
花菱屋女房おさく 市川 右之助
源範頼 市村 家 橘
仁田四郎 大谷 友右衛門
鍛冶屋四郎兵衛実は三保谷四郎 市川 左團次


三連休初日は新橋演舞場で海老蔵が渾身込めて再構成した景清から。
正月に日テレで成田屋のドキュメンタリーが放送されたせいか
満席、30~50代のご婦人と団体客でごった返していました。
まあ、歌舞伎の人気が出るのは良いことかと。

NHKは澤瀉屋(猿翁、猿之助、中車)、フジは中村屋(勘三郎、勘九郎、なおや君、小山三)、
日テレは成田屋(海老蔵)、TBS(情熱大陸)は音羽屋(菊五郎、菊之助)と松嶋屋(愛之助) と何だか住み分けられてる感じですね。

結果としては景清は見応え十分でケレン味のある舞台で、
海老蔵の存在感も十分、見どころでありました。

と、感想が至ってシンプルなのは3階3000円の席で舞台が十分観れず、
時間に間に合わないと走ったため、爆睡してしまったのです。
関羽、鎌髭がほとんど記憶になく・・・・お恥ずかしい。
舞台の印象としては悪くなかったのにもったいない。
まあ、コンサートでもありますが・・・・。

まあ、景清は面白かったので良しとしよう(安かったし、、強がり)。
最後の解脱は15分程度ですが、良く分からん。
これだと景清で終わっても良かったのでは、と素人感想であります。

<あらすじなど>
歌舞伎十八番に描かれた悪七兵衛景清の世界
―『関羽』『鎌髭』『景清』『解脱』―
新たな構想で通し狂言として上演!

 2014年の新橋演舞場の年頭を飾る「初春花形歌舞伎」では、"悪七兵衛景清の世界"を新たな構想で描く、通し狂言『壽三升景清』を御覧いただきます。

 平家一門が繁栄から源氏との戦いに敗れ没落するまでを描いた軍記物「平家物語」の中の登場人物の一人、悪七兵衛景清。「悪」は勇猛さを指すと言われ、その名の通り源氏との戦いの中で勇将ぶりを発揮した景清は、「平家滅亡の後も源氏打倒を胸に秘め、頼朝の暗殺を三十七回も企てた」など、いわば"反逆の英雄"として数々の伝説的なエピソードが語り継がれています。

 この景清の謎に満ちた波乱の生涯は、魅力的な題材として、能、浄瑠璃など幅広いジャンルで取り上げられ、歌舞伎でも、いわゆる「景清物」として多くの作品が創作されています。七世市川團十郎が撰定した「歌舞伎十八番」には、二世團十郎が初演した『関羽』『景清』、四世團十郎が初演した『鎌髭』『解脱』の四演目で景清が登場します。