2009年12月17日(木)サントリーホール
ラヴェル / 亡き王女のためのパヴァーヌ
ラヴェル / 左手のためのピアノ協奏曲 ニ長調
ショスタコーヴィチ / 交響曲 第11番 ト短調 作品103「1905年」
指揮|シャルル・デュトワ
ピアノ|ニコライ・ルガンスキー
会社の行事(クリスマスパーティー)をすっ飛ばして
このコンサートを聴きにきてしまいました。
組織人ならクリスマスパーティに行くべきなのでしょうね。
積み立ててたお金も結構な額ですが、羽をつけて飛んでいきました。

でも、デュトワの左手、ショスタコの11番ですよ。
デュトワのショスタコ11番なんて恐らく今後聴けないし、
CD録音もないんじゃないでしょうか?
ということで、意外に迷うことなくこのコンサートを選択しました。
(前日水曜日は別の忘年会で鶯谷の焼肉屋に行っていました。
 ここは安価で無茶苦茶美味しい!!コストパフォーマンスでは過去最高!!)

さて、気合いの入ったコンサートですが、
最初のパヴァーヌでのホルンのソロは外しはしなかったものの、
若干音程が・・・・・・、最近の人ですかね、あのソロの人は。
N響もホルンは大分人が入れ替わってきましたね。
早くトランペットも交代すれば良いのに。

左手のソロはルガンスキー。
生では初めてです。
デュトワの指揮振りが最高!
前回のコラールの時も素晴らしかったが今回も同様のレベルでした。
この曲も完全に手中に入れていますね。
コントラバスやホルンの一部強調などさりげなく入れるところが私にはツボでした。
直前にスコア勉強して来ました的な指揮者が多い中、
流石に何十回とこの曲を振っているだけありますね。

ルガンスキーのピアノは残念ながらよくできる音大生のような演奏でガッカリ。
コラールとの格の差を見せられました。
これ程、ラヴェルの特徴が凝縮された曲で全くラヴェルらしさ、
そうでなくでもよいのですが、この人の主張が感じられませんでした。
ラフマニノフとかバリバリに弾く曲の方が良い人なのでしょう。。。残念。

後半のショスタコ11番は生では初めて聴きます。
CDでもショスタコは4,5,6,10,13番ばかりで他はあまり聴かないですね。
でも、4,6,10番は繰り返し聴くので自分で好みに偏りがあるのでしょうか。
11番はロシア革命前の1905年のサンクトペテルブルクでの血の日曜日事件を題材にしたもの。
ここからロシア革命に繋がる事件を題材にし、更に革命歌をモチーフにしたりしています。
皇帝側による銃撃の劇的な表現や終楽章の革命への道あるいは賛歌を表現するところの
音響は本当にスゴイですね、圧倒されました。
それ以外の静寂のテーマの繰り返し部分は、凡庸な演奏では退屈極まりなくなるでしょう。
この日はデュトワの気合いの入った指揮下でN響も奮闘していました。
今後、12番も含めて11番と12番を聴き込んでみたいなと思いました。
(お薦め盤があれば、ご教示を!!)

デュトワが指揮をするとN響の音が引き締まりますね。
厳しい指揮官がいると配下の兵士の気合いの入り方が違います。
来年も12月定期に客演が決まっているようですので楽しみです。