<アンコール曲>


ガレアッツィ/即興演奏
:家が欲しいな
モンテヴェルディ
:ああ、私は倒れてしまう
CiacconadelParadisoeldell'Inferno

ガレアッツィ
:ああ、美しき人生
モンテヴェルディ
:苦しみが甘美なものならば

いよいよジャルスキーのコンサートが始まります。

プログラムは以前に掲載しましたが、

2曲変更になり、その内一曲が大好きなポッペアの戴冠の Adagiati,Poppea(Oblivion soave)。

一人心の中でガッツポーズです。


午後7時の10分前に到着すると本日は休憩なしとの張り紙が。

エッ?時間的にはどうなるのかな?などと思いながら席(5列目)に座りました。

流石ジャルスキーが出演するので、普段のコンサートと異なり

あまり見かけない20代の女性も相当数おられたようです。


最初はガレアッツィというヴォーカルから始まりました。

ポルトガルのファド(?)を想わせる歌い方、声で

ある種土着の歌を聞かせてもらった印象です。

技巧もあり、素晴らしい歌い手です。

ラルベッジャータのメンバーは本当にレベルが高い。

コルネット、バロックヴァイオリン、テオルボ、リュート、パーカッション、

ブサルタリー(ツィンバロンのような楽器)、チェンバロ(日本人の北御門はる)

各々のソロなど聞かせてくれました。


肝心のジャルスキーですが、冒頭は若干本調子でなかったものの

直ぐに取り戻し快調な歌声です。

広くはない会場ですが、限りなく美しい声に満たされます。

演奏ではやはりモンテヴェルディが曲、歌共に飛び抜けた出来栄えです。

苦しみが甘美なものならば、そしてAdagiati,Poppeaではこちらが溶けそうになりました。

この一曲のためにこのコンサートに来て良かったと思いました。


19時開演で20時10分位には全てのプログラム終了。

オイオイと思っていたら、上掲4曲のアンコールで終了は20時45分前後。

計算していたのですね。

アンコールは最初ガレアッツィがお客にも歌わせながら

乗りの良い、「家が欲しいな」、を歌うと、

次にジャルスキーが例の「私は倒れてしまう」を披露。

Jazzyな乗りで会場を沸かせてくれました。

3曲目はメンバーがチャチャを入れなが歌って笑いを誘い、

最後は何と日本語訳で「苦しみが甘美なものならば」を歌いました!!

チェンバロの日本人の方が訳したようで、

一瞬解かりませんでしたが、意外に旋律に上手く乗っていました。

歌詞がストレートに理解できるって巣晴らしいですね。


いや~、昨日のプティポンと連日堪能することができました。


次はジャルスキーとフジコ・ヘミングの3日のコンサートに行きます。

勿論、5日の王子ホールも行きますよ!