第2059回 定期公演 Bプログラム
2026年2月20日(金) 開演 7:00pm [ 開場 6:20pm ]
サントリーホール
ドヴォルザーク/ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53
ドヴォルザーク(A.リーム編)/ユモレスク 第7番 ト長調 作品101-7
ブラームス/セレナード 第1番 ニ長調 作品11
指揮 ヤクブ・フルシャ
ヴァイオリン ヨゼフ・シュパチェク
シュパチェク、チェコフィルの若きコンサートマスター時代の来日公演で、明るい笑顔で伝統あるオケを牽引していた記憶が鮮明に残っています。都響でもフルシャとドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を協演し、その爽やかな演奏に好感を持っていましたが、今回はより伸びのある明快な音楽作りで、ボーイングの力強さも際立っていました。今やチェコを代表するヴァイオリニストとなったので、どうしてもドヴォルザークの協奏曲を求められるのでしょうが、他の曲も是非聞いてみたいですね。スプラフォンの同曲の録音も抜群の出来栄え。フルシャもN響から良い音を引き出していました。アンコールはN響メンバーと有名なユモレクスを、たまに聴くとしみじみとした良い曲ですね。
後半はブラームスのセレナード第1番、ディスクで聴くと途中で飽きてしまうので、敬遠していたのですが、フルシャの指揮ということで楽しみにしていました。伯爵家で宮仕えしていた20代の頃の作品で、ブラームスらしさはところどころあるものの、同期に書かれたピアノ協奏曲第1番と比べると魅力はそこまで感じません、しかし、フルシャの丁寧かつオケから躍動感を引き出す指揮には感心。クラリネットやホルン(今回は九響の首席が客演)が良い仕事をしていました。こういうプログラムは定期会員でないとめぐり合わないですね。感動云々ではなく爽やかな気持ちで帰途につきました、では。

