私はもともと近眼ですが、昔から編み物など細かな作業が大好きで、最近はパソコンの練習も始めました。それでも目には何の支障もなく、毎日を過ごしていました。それが、今年の二月ごろ、急に目が疲れやすくなったのです。目の奥の方がジーンとしみるような、そんな感じの疲れです。思い当たるフシというのはありませんでした。しいていえば、子供が今年高校の受験なので、その心労が重なったことでしょうか。若石健康法を知ったのはちょうどそんな時期でした。ふと立ち寄った書店で見た雑誌に載っていたのです。もともと、健康に関する本には興味があったので、どんなものだろうと読んでみると、反射区の紹介や説明がありました。それを読んでいるうちに、「足の裏にある目の反射区を刺激すれば私の目の疲れも治るのでは……」と考えたのです。足の裏を押して目の疲れが治るなんて、ちょっと不思議な気持ちもしましたが、簡単にできそうだし、とにかく実際にやってみることにしました。

 

 足の裏を押すのに使ったのは、ちょうど家にあった小型のすりこぎのような棒です。目の反射区をもんだ瞬間、ものすごい痛みが走りました。あまりに痛かったものですから、その日は力を加減して弱めに刺激することにし、左右両足、時間にして15分くらい続け、お白湯を飲みました。

 

 効果はすぐに現れました。翌朝起きてみると、目の疲れがかなり取れていたのです。あまりにも効き目が早いので、本当に驚いてしまいました。そして、その日の夜も、前の日と同じように15分くらい刺激しました。すると、前日は押したときひどく痛かった反射区が、さほどでもないのです。きっと、かなり悪いものがたまっていたのでしょう。3日目になると、目の疲れはもうすっかり治っていました。それだけではなく、編み物をしてもパソコンをやっても目の疲れがほとんどないのです。おかげで、今年は編み物がハイペースで進み、セーターが二枚も仕上がりました。

 

 目に効果があったことから、「これは本当に効く」と確信し、それからは足の裏のあらゆるところを刺激してみました。そのせいか、体全体が疲れにくくなったようです。受験する子供にも刺激してみるようすすめたところ、「すごく体調がいい」といっていました。このように若石健康法は、体のあらゆる部分に効果がある素晴らしい健康法だと思います。

 

Mさん 50歳 主婦

 


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