私は今、与えられた人生を最高にエンジョイさせて頂いております。朝、目をさましますと今日も生命を頂いてる事、なんと素晴らしいんだろうと、手も動く、足も動く、その事に感謝しての一日のスタートです。こういう気持ちにさせて頂いたのも、若い時、不治の病いといわれた肺結核で医者に見離されての三年間の闘病生活も一因となっております。その根底には現代医学に対する不信感もあり、現在でもその気持ちは変っておりません。その時より半世紀を経て、今度は前立腺癌との闘いです。丁度十年前種々の症状により京都の大学病院で診察の緒果、腫瘍マーカーの数値が健康の人の四倍、完全に癌であるとの事でしたが肝心の癌細胞の検出が無い為、癌の認定のないまま投薬による治療のみで三年経過、その時期京都を離れ、故郷の仙台での生活を始め、地元の専門医の診断を仰ぎましたが、度々の組織検査でも細胞の発見のないまま、薬害により一ケ月の入院(肝機能の異常)治療。
退院間もない時期でした。素暗らしい一人の女性との出会いで今日の私の存在があるといっても過言ではありません。その人の名は、秋田の永瀬洋子さんです。それは仙台市長町のザ・モール仙台での出来事です。朝一番に店に行きましたら、催事場での足裏のツボの刺激による、健康器具のキャンペーンの初日でした。
その会場の前を通ろうとした時に、十数名おられた中の一人の女性の呼びかけに何のためらいもなく、椅子に乗り、説明を受けている最中に、私の脳裏を走ったのは第一に私達は生きているのではなく、生かされてるという事。第二に生まれながらにして動物には自然治癒力がある事。第三に心身ともに自然に逆らった生活をしてるのではないか?それが一瞬の内に頭の中で動き始め、今まで癌の患者には鍼灸マッサージは一番良くないとされてる事を一歩前進させて、刺激により病状が悪化するなら、それだけ体が活性化されている訳で、更にそれを続けたら、健康を取戻せるのではとの発想を持ちました。その場で器具を購入。朝晩二回の足療ローラーのお世話になりまして、一週間位で倦怠感もとれ、人間の体がこんなにも軽く、爽やかである事が実証され、台所に立っても(一人暮らし)鼻唄も出る毎日です。直ぐに病院で組織の検査をお願いしました。間違いなく癌細胞が検出され、これで私は癌の半分は征服出来た気持ちになり、更なる挑戦をしました結果、その後ニケ月位で最高マーカーの数値が36まで上ったのがなんと0.7まで降下し(健康体の方は3.0)ビックリ仰天です。今は0.01で完全に勝利したと確信を致しておりますし、医師も全く心配ないとの診断です。
今、現在、私は生かされている喜びを、実体験をもとに全国各地で(主として東京、関西、北陸)多くの方々と、高齢化社会の現在、老いに対する不安、病いに対する恐怖、誰にでも公平にやってくる死に対してどう向き合うかを話し合っております。
今、振り返りますと、永瀬さんとの出会いが、そして足療ローラーとの付き合いがなかったら、今日の私の喜びの生活は無いと断言しても過言ではありません。 体験は追憶に、そして人生の軌跡は数えきれないつらい悲しい事が、やがて一層の味わい深いものにしてくれる様です。この年にならないと分からない事が沢山あります。元気で少しでも長く年を重ねる事。生かされている事がいかに大事な事か、少々の苦しみがあっても他者を支えるという事。苦しみが人を成長させる、そして老いに対して成長する事。例え老人であっても、自分なりの生き方を見い出せる人は幸いと思います。後悔のない航海の人生をモットーに、喜びの日暮らしをさせて頂いております。
(注)この方は、秋田県の永瀬洋子さんが「ふっとオアシス」の開業前に仙台のショッピングセンターの催し物会場で、若石健康法と実践ローラーの紹介をされていたときのお客様です。
永瀬洋子さんのお客様【秋田県】
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