留学を振り返って | 目指せ!脱コミュ障

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思ったことや考えていることを、相手にわかりやすく、綺麗な言葉で伝える練習をしています

フランスでの2ヶ月も明後日で終わり。
早いような気もするけど、「2ヶ月」は長い。
それだけの重みはありました。

最後の2週間、私はナントに残って本当に良かったと思ってます。
この最後の2週間が、一番楽しかったと共に、一番つらかった。
...
自分はホームシックにならない、なんて思ってたのに、
ここ数日は「日本に帰りたい衝動 (mal du pays)」に襲われてて。
今日も、「フランスにいたい」という思いと「早く帰りたい」という思いが
交互に訪れてた。

一人になると無性に寂しくなって。
「誰かと繋がっていたい」って強く感じて。
団体行動苦手だし、割と一人でいるのも好きだと思ってたから、
そんな弱い自分にビックリ。

言葉の壁って、大きい。
私のフランス語力を理解してくれてる人となら
4時間ぶっ続けで「おしゃべり」することもできるし、
お店や道端での小さな会話や、電話もできるようには上達したけど。
やっぱり、聞き取れない&話せないことは沢山。
全体の流れは理解できたとしても、細かいとこはわからない。
冗談とかわからない。
一緒に笑えないの。
話においていかれるの。
私がいると気を使われるの。
つらい。

文化の違いも、大きい。
日本の感覚で話しちゃったり、距離とっちゃったり。
頭では「違う」ってわかってても、
染み付いた感覚は、そう簡単には抜けない。

ここまでだらだらと弱音を綴ったけど。
ナントでの生活が楽しかったことも事実。
研修後の2週間で、色々な人に「友達」として受け入れてもらえて、
頭の中とか心の中とか見せてもらえて。
色々なプレゼントをもらって。
自分が愛されてる、大切にされてる、ってことをつくづく感じました。
研修後の自由期間だから、縁遠くなる人はさっさと遠くなるけど、
「本当の友達」との距離はグッと縮まりました。
どうやって感謝の気持ちを伝えれば良いだろうか。

あと、研修中は「お客様」だったから、
接する人も日本に理解の多い人ばかりだったけど。
研修後は、ほんとうに様々な人に会った。
福島ネタで馬鹿にしてくる人とか、ベトナムと日本を混同してる人とかいた。
彼らにとって、私はただの「étranger」でしかない。
アルコール依存症の人と飲んだ時は、
「僕は人生を捨てたくないから、お酒の量は気をつけることにしたんだ」
って最初に言ってたはずなのに、どんどん飲むペースが上がっていって。
彼の目がおかしくなっていくの見てたら、
恐怖を覚えると共にやるせない気持ちになった。
寒い地域のホームレスにアルコール依存症が多いのは、
辛いことを忘れられるから、ってだけじゃなくて、
アルコールで体を温めてるからかもね、って話をした。

色々と話したいことはある。
書き留めておかないと、きっと忘れてしまう。
でも、今は寝ます。
深夜2時半。
またの機会に書こう。

私の長かったナント滞在も、あと1日半。
昼はメディがお昼ご飯作ってくれるし。
夜はファミリーがサプライズのソワレを準備してくれてるし。
最後の明け方はケビン達とSt.Nazaireまで日の出見に行くし。
楽しみ。

明日に備えて寝なきゃ。

言葉が不自由な私は、
どうすれば好意を一番上手に伝えられるんだろうね。