こんにちは。嶺です。
真面目くさったブログもいいものです。今回はチャンピオンズリーグです。
西の時代は終わり?独の時代の幕開けか
【時代のサイクルはドイツへ?】
今シーズンのチャンピオンズリーグ決勝の組み合わせが決まった。史上初のドイツ勢対決となった今年のチャンピオンズリーグ決勝。ここ何シーズンも安定した力を発揮し続け、優勝候補筆頭とされたバルセロナを完膚なきまでに倒したバイエルンミュンヘンと、クロップ監督に率いられ、若い選手中心に躍進し、香川加入以来一気にドイツNo.1のクラブに駆け上がったドルトムントが欧州No.1の座を懸けて戦う事になった。どちらが勝ってもバイエルンミュンヘンが優勝した00-01シーズン以来12年ぶりにトロフィーをドイツに持ち帰ることになる。
今年の対抗勢力はスペインだった。ここ5シーズン4強に必ず入り、世界中を魅了し続けるバルセロナと、モウリーニョ就任以来、着実に結果を出し始めた、“白い巨人”レアルマドリードだ。
今シーズンの初めは勝ち点を順調に重ねつづけ、今年も時代は変わらないかと思われたバルセロナであったが、2013年に入り状況は一変する。レアルマドリードとの伝統の一戦で敗退するだけでなく、ACミラン、パリサンジェルマンとのチャンピオンズリーグでも苦戦。やっとの思いで勝ち進んだが、バイエルンにはまったく歯が立たなかった。
敗戦には様々な理由が挙げられるだろう。この試合には、プジョル、ブスケツ、マスチェラーノなど、ここ数シーズン安定したパフォーマンスを見せていたメンバーが抜けただけでなく、メッシも不在だった。ただ、今年のバルセロナに完全に欠けていたのは、シーズンを戦い抜くスタミナではないだろうか。文字通りバイエルン戦での戦いぶりは、“力尽きた”の一言に尽きる。
レアルマドリードに関しては少し状況が違う。モウリーニョが監督になってから3年。昨シーズンにはリーガを制覇し、今年こそはという気持ちで臨んだチャンピオンズリーグであった。準決勝まで順調に勝ち進み、準決勝のドルトムントとの対戦が決まった際の下馬評では、間違いなく決勝に進むだろうと言われていた。だが、1stレグの完敗で状況は一変した。前日のバルセロナに引き続き、4ゴールを入れられての大敗。2ndレグでは、逆転の可能性を匂わせたが、前半に多くのチャンスを逃したのが痛かった。前半だけで逆転が可能であっただけに、自分たちで自分たちの首を絞めてしまった。
今シーズンのリーガでは、序盤から苦戦し、バルセロナに大差をつけられ、更には選手たちの監督批判や、レアルマドリード、スペイン代表のキャプテンでありクラブの象徴であるカシージャスをベンチに追いやるなど、内部の状況が常にニュースを賑わした。レアルマドリード贔屓の大手新聞紙のマルカですら敵に回すなど、様々な面で問題を引き起こすレアルマドリードは、度々サポーターからの批判に苦しむ厳しい状況だった。契約は残るものの、モウリーニョ監督がいなくなるのは公然の事実となっている。
【世界の流れは東に傾くか】
しばらくの間、スペインが世界を支配してが、今度はドイツが制するのか。代表のレベルからしても、この2国の争いはヨーロッパ、いや、世界をリードしている。選手層や結果を見ても明らかだ。ドイツは現在育成の年代から着々と結果を残し、多くのタイトルを取っているし、順調に若手が育つ環境にある。現在のドイツ代表は、華麗なパスサッカーで相手を翻弄している。かつて“ゲルマン魂”という名前で呼ばれ、恵まれた体格を活かしたサッカーとは全く違う印象である。
数年前は間違いなくイギリスのプレミアリーグの天下であった。それをバルセロナが“ティキタカ”で世界を驚かし、そこにライバルのレアルマドリードも圧倒的な資金力を持って覇権に加わった。
そして今年は史上初のドイツ勢対決である。今年の成績だけで言えば有利なのは圧倒的にバイエルンミュンヘンだろう。ここ数年2位に甘んじているだけに、バイエルンミュンヘンの戦い方に期待したい。
そしてさらに東に目を向けよう。日本だ。
今後は若い選手の育成が重要な要素になる。その点で日本も先日行われたU-16の国際大会で優勝という最高の結果を収めたことから、さらに海外から注目されることになった。ドイツで活躍している日本人を見ても、日本人の実力は高く評価されていることが分かる。昔の様にジャパンマネー目当てと言われることも少なくなった。
日本の発展に一番重要なのは何と言ってもJリーグのさらなる発展である。現在のJリーグでは、世代交代が順調に進み各クラブで若手が活躍をしている感がある。そして試合に出場できる若手は、すぐに海外の市場が目をつけるといういい循環になっている。私的な考えだが、今の日本には多くの有能な若手が埋もれている。サテライトリーグがない日本だからこそ、アジア諸国のチームを下部組織として持つことが重要性を増すと思う。例えばタイは素晴らしいコンテンツだ。U-20以下で出場機会がない選手はレンタル移籍でいいから、海外で出場経験を積ませるようすればいい。アジア諸国のレベルアップにも繋がるし、相乗効果はかなりあると思う。
日本が欧州の強豪国の様に、アジア諸国にレンタルで修行に行かせられるような環境が整えば、さらに日本サッカー全体は強くなるはずだ。
話は逸れてしまったが、今回のチャンピオンズリーグに関しては、個人的にすごく注目している。確かに同国対決であり、少し盛り上がりに欠ける大会になってしまった感はあるが、それでも今回の決勝は十分に楽しめそうだ。
唯一残念なことがある、ドルトムントに香川がもう一年いれば・・・多分日本国民全員がそう思っているはず。来年こそは是非期待したい。