今回は、栃木県の塩谷町でオキナグサ(翁草)の花、那珂川町でイワウチワ
(岩団扇)の花の大群生を見て来ました。
オキナグサは鬼怒川河川敷の「上平翁草群生地」で見られるのですが、
たどり着くまでに苦労しました。
道に迷い、河川敷を歩いて、ようやく6時5分に家を出てから3時間後にオキナグサ
群生地の入り口に。
写真1
もう少しで、お目当ての花が・・。
河川敷の中に、ひっそりと、固まるようにオキナグサが咲いていました。
曇天で肌寒く、蕾の状態がほとんどでした。 開いた花の色は濃い紫色。
写真2
絶滅が危惧されている山野草で、キンポウゲ科オキナグサ属の多年草。
葉や花茎など全体に白い長い毛におおわれています。 開花の頃はうつむいて
咲き、後に上向きに変化。花弁に見えるのはガク片。
写真3
開こうともがいている花・・。
写真4
白く長い綿毛がある果実の集まった姿を老人の頭にたとえ、翁草(オキナグサ)
と言うそうです。
画像1(ネットより)
次に向かったのが那珂川町。 車を停めて、山中を一歩一歩、山野草を見ながら
目指すはイワウチワの群生地です。
小さな可愛い花を道沿いで発見。
写真5
開花まじかい花を発見。 調べてみると、ニリンソウ(二輪草)のようです。
他に、葉の形からイチリンソウ(一輪草)の花も発見しました。
写真6
イワウチワの群生を見てきた人とすれ違います。 場所はもう少しのようで・・。
斜面に白い花を付けた、モミジイチゴ(紅葉苺 )。
写真7
こちらの薄紫の花は単独で咲いていたタチツボスミレ。
写真8
駐車場から緩やかな山道を20分以上歩き、ようやくイワウチワ群生地の看板が。
写真9
直ぐにきれいなショウジョウバカマ( 猩々袴)が一株。
メランチウム科ショウジョウバカマ属の多年草。 名前は、花が赤いのを猩々(中
国の伝説上の動物のこと)になぞらえ、根生葉の重なりが袴に似ていることから。
写真10
更に坂を上がると、ショウジョウバカマの群生にビックリしました。
写真11
このような光景を山中で見たことはなく、言葉が出ない状況でした・・。
写真12
色が鮮やかな、濃い花もあります。
写真13
受付で400円の入山料を払い、山中に整備された遊歩道を登ってイワウチワの
群生へ・・。
受付横に、ピンクの可愛いイワウチワの鉢植えが・・。
写真14
イワウチワは、イワウメ科イワウチワ属の多年草。 日本の固有種。
和名は葉の形状が団扇に似た形状であることから。
登り始めると斜面にビッシリと、イワウチワの花が咲き誇っていました。
写真15
急斜面に群生ですから驚きです。
写真16
群生の様子がわかり、アップも撮っておきます。
写真17
山の斜面を見上げると、見渡す限りイワウチワ、イワウチワ・・。
写真18
急斜面に、杉の木がビッシリ直立しています。
写真19
「休憩したら」とイワウチワが言ってくれたようです。
写真20
この花は白い。 白花のイワウチワ発見、と自己満足です・・。
写真21
イワウチワの大群生を後にして、道沿いの花を見つけながら緩やかな傾斜を
降りて行きます。 名残惜しく・・。
帰りの道で黄色い花が目に入ったのはニッコウネコノメソウ(日光猫の目草)。
写真22
白い花が集まったのはユリワサビ(百合山葵)。
写真23
黄色い花が集まったのはミヤマキケマン(深山黄華鬘)。
写真24
白い花で、葉に特徴のあるカントウミヤマカタバミ(関東深山酢漿草)。
写真25
帰りに撮ろうと思っていた、イワウチワ群生地入り口に咲いた菜の花と、
早くも泳ぎ始めた鯉のぼりの景色。
写真26
山野草の花は小さく、可愛いですね。 撮ってきた花は、ほぼ掲載。
花の名前はGoogleレンズでにらめっこでした~。
訪問して頂きありがとうございました。