8月10日、台風6、7号の合間を縫い、栃木県矢板市にある宮川渓谷へ。
宇都宮からは北へ50kmの所。 夏空に恵まれました。
図1
ブログに紹介され、見てみたいと思っていたレンゲショウマ(蓮華升麻)を見に。
薄紫が入った白い花、蕾がまん丸、吊るされた花と蕾の優雅さに魅了されて・・。
5時起きの6時出発。 9時過ぎに宮川渓谷のある県民の森に到着。 駐車場には
3~4台の車が。
森林展示館に入り、事前にレンゲショウマの見られる場所を担当Aさん(本日
不在)に聞いていて、場所をメモした地図を担当Bさんから頂く。
写真1
出発前、ガムテープと、熊鈴・ヤマビル撃退のスプレーもお借りする。
ガムテープは長靴とズボンの隙間をふさぐように貼ります。
最近の小熊出没情報と、ヤマビルが増えている情報を聞き、徒歩で近くの宮川
渓谷歩道へ。 駐車場の木々から、聞きなれない蝉の声がします。 何蝉か?
渓谷歩道は思った以上に鬱蒼としています。
写真2
バーベキュー広場から渓谷を上流へ。
渓谷歩道は、木の根が石の間を縫って延び、歩きずらくなっています。
歩道沿いを歩くと、お目当てのレンゲショウマと早々にご対面です。
最初は蕾でしたが。
写真3
近くの場所で、やや下方から、レンゲショウマの花が撮れました!
写真4
目的達成ですが、到着してまだ30分ほど。 もっとレンゲショウマを見たくなり
ました。
丈は70~80cmほど。 下の方に葉が、枝が延びたところに花や蕾がついて
バランスをとっています。
こちらは蕾だけですが、レンゲショウマの蕾ですから、絵になります・・。
写真5
渓谷の散歩で、続いて何が見られるかわかりません・・。
こちらは、実が1個残っているトチバニンジン(栃葉人参)。
写真6
こちらの白い花をよく見ます、カノツメソウ(鹿の爪草)。
写真7
バーベキュー広場から上流の傾聴の滝付近でレンゲショウマがよく見られます。
左右に開花したレンゲショウマを見つけました。
写真8
斜めに開花したレンゲショウマもあります。
写真9
この歩道エリア、レンゲショウマが沢山見れます。 倒れかかったものがあり可哀
そう・・。
写真10
笹の葉から顔を出したレンゲショウマの花・・。
写真11
歩道の石に生えた苔。 苔好きな人は、見入っているかも・・。
写真12
写真13
他にも渓谷に咲く花が。 ツルカノコソウ(蔓鹿の子草)に似た白い花。
写真14
こちらはオクモミジハグマ(奥紅葉白熊)。
写真15
渓谷沿いの散歩とはいえ、上半身は汗でグッショリです。
渓谷に架かる木橋を渡って、初めて現れた堰堤。 水しぶきが涼しそうでした。
写真16
歩道沿いの大木に数匹のカブトムシ。 一か所にこれほどのカブトムシは初めて。
他のカブトムシを蹴落として、悠々としているカブトムシです。
写真17
Aさんが地図にメモした上流の箇所で、レンゲショウマを再び発見できました。
二つ目の堰堤の手前です。 夏の光を受けています。
写真18
写真19
レンゲショウマの花を下方から、大きくと頑張ったつけが帰りに・・。
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写真21
黄色い花ダイコンソウ(大根草)を発見。
写真22
ハグロトンボを発見しました。
写真23
イワタバコ(岩煙草)を撮り忘れていました。 バーベキュー広場の橋際に
ビッシリと群生していました。 渓谷に落ちないよう身を乗り出して・・。
写真24
橋の上で、渓谷壁に張り付くイワタバコを正面から。
写真25
白色のイワタバコを発見。
写真26
長靴に5~6匹付着していたヤマビルを払い、靴にはスプレーをかけて・・。
ヤマビルには終始注意しました。
渓谷上流からの戻り時は、熊鈴を手に持ち、鳴らしながらの散策。
出会った人は、往きに会った男性一人だけ・・。
無事駐車場に戻り、近くの森林展示館へ。
担当Cさんへ熊鈴とスプレーを返却すると、ティシュペーパーとバンドエイド
を逆に渡され、「首元に」と言われて・・。
シャツに血がベッタリ、いつの間に、ヤマビルに血を吸われていました。
トイレの水道で首元を水洗いし、バンドエイドを。
熊に出会わずに済んだだけでも良かったと、Cさんにお礼を言って駐車場へ。
帰り際、キンキンに冷えたコーラーがうまかった・・。
載せた写真を振り返ると全体に涼しげで、夏向けブログになりました。
【レンゲショウマ(蓮華升麻)】
日本特産の1属1種の花。キンポウゲ科、レンゲショウマ属の多年草。
山地から深山にかけて湿り気のある林下に生えています。
花が蓮に、葉がサラシナショウマ(晒菜升麻)に似ているので、
レンゲショウマ(蓮華升麻)の名がつけられたそうです。
花言葉は伝統美。 現在レッドリストの絶滅危惧種に指定されています。
訪問して頂きありがとうございました。