4月8日、川口市の万葉植物苑に行ってきました。 イチリンソウ(一輪草)に加え、ニリンソウ(二輪草)も見られるようで・・。
植物苑の場所を理髪店で、近くに来ていました。 駐車場があり、歩いてイチリンソウ自生地へ。
苑内では静かに作業されている人がいます。
写真1
万葉植物苑は、万葉集に詠まれた草花や木々が植えられ、四季折々の変化を楽しめる場所。
奥にはイチリンソウの自生地やふるさとの森があり、川口にいながら森林浴の気分が味わえます。
ドウダンツツジも万葉集で詠まれていたようです・・。
写真2
森の中で最初に見たのは、斜面に群生して咲くタチツボスミレ(立壺菫)でした。
道端や山道に咲いて、薄紫色の小さな花を咲かせる可憐な多年草のスミレ。
写真3
出会った人に場所を聞き、ようやくイチリンソウの自生地に到着。
群生はしてませんが、一輪の白い花が風に揺られています。
写真4
イチリンソウや他の山野草を知っている方がちょうど居合わせて、別のエリアにも咲くイチリンソウを教えてくれました。
写真5
写真6
イチリンソウがまとまって咲いてます。
イチリンソウはキンポウゲ科イチリンソウ属。 山地やふもとの林縁に生える高さ10~30cmの多年草。径4cmほどの白い花を1個つけます。
花期は4月から5月で、径4cmほどの白い花を1個つけ、5枚の花を咲かせますが、こちらはガクで花弁を持たない花です。
写真7
ニリンソウも同じエリアで見られ、うれしさが増しますー。
ニリンソウはキンポウゲ科イチリンソウ属。 山地の林床などに群落をつくって生え、高さ20cmほどになる多年草。
花期は3月から5月で、白いガク片を持つ、径2cmほどの白い花を2輪つけるが、1輪や3輪咲かせるものもあるようです。
川中美幸さんが歌う「二輪草」は、1998年 1月1日に発売された42枚目のシングルですね・・。
こちらはまとまって咲いてます。
写真8
写真9
ガイドさんがいると助かりますー。
こちらはキバナイチリンソウとかー。 園芸品種だそうです。
写真10
写真11
他の山野草も花が咲いていて、教えてくれましたー。
こちらはホウチャクソウ (宝鐸草)。 花の形を寺院の軒につるす宝鐸に例えた名前で、枝先に1~4個ずつ、白色で先が緑色になる筒形~筒状鐘形の花を吊り下げています。
写真12
こちらはイカリソウ (錨草、碇草)。 和名イカリソウは、漢字で「錨草」と書き、花形が和船の錨に似ていることに由来するそうです 。
花はふつう赤紫色。長い距(きょ:細く突き出した部分)が突き出した花は、細い花茎の先に短い穂になって咲き、下に垂れます。
別の来苑された方から教えて頂く。
写真13
こちらはキバナイカリソウ (黄花錨草)。
写真14
こちらはシュンラン (春蘭)。 古来から日本で自生している東洋蘭の一種。
春を告げる植物として親しまれているようです。
写真15
池のあるほうに水芭蕉が咲いてると、また来苑された方から。
低地では、もう見れるんですねー。
写真16
万葉植物苑の入り口に戻ってきました。
見上げると、ベニフゲンゾウ(紅普賢象)と言う桜、八重でピンクの花です。
写真17
写真18
ここで見られるとは思っていなかったカタクリ、キバナカタクリ(黄花片栗)を最後に見ることができました。
こちらも作業されている方から。
写真19
ネットでイチリンソウとニリンソウの比較を見てみました。
両方ともスプリングエフェメラル(春先に花をつけ、夏まで葉をつけると、あとは地下で過ごす一連の草花の総称だそうです。
カタクリもスプリングエフェメラルの一つ。
表1
苑の場所、イチリンソウ自生地の場所、山野草の花名と場所、この日はかなりの人に色々と教えてもらい、山野草を思いのほか見ることができました (^_-)-☆ 。
訪問して頂きありがとうございました。