自分を知りたくて
人生とは何かを知りたくて
宇宙とは何かを知りたくて
星を学びました 。
教科書の中の星は語る のです。
あなたはこういう人だと
あなたの人生はこう進むと。
けれど私の内側から声が響いてきて
「そんな私は嫌だ
そんな人生も嫌だ」
私という存在が
運命までもが
固定されていることに
強烈な違和感が生まれていった。
——本当にそうなのか?
その問いに導かれるように
私は外へ外へと探求を広げた 。
心理、脳、宇宙、量子、意識
そしてあるとき ひとつの静かな答えに辿り着く。
私の星は、私の意識の観測装置だ。
私たちは意識を超えて無意識を超えて
「星のその先へ」行くんだ
行ける時代が来たんだと直観した。
そこから学んだ知識を回収するように
私は自分の星図から無意識のパターンを見つめ
色々な 関係性の中で揺れ動き、もがいた。
喜んだり、悲しんだり、安心したり、苦しんだり
生き方の中で実践を重ねた。
意識には層があった。
通過する手前はとてつもなく怖い
怖いけど通過して
丁寧に丁寧に
自分の本当を選び続けた。
まるでバンジーを飛ぶように 何度も、何度も。
そのたびに 失うものもあるけど
代わりに失っていた自分への尊厳が戻ってきた。
人生が少しずつ 自分の手に還ってきた。
それでもやがて
行き止まりに辿り着く。
自分という宇宙の中では
よりよく生きられるようになった。
だけど 人との関係性の中で
どうしても超えられない壁があった。
境界線という壁。
わかり合いたいのに分かり合えない
愛し合いたいのに愛しあえない絶望。
知識では越えられない層
思考では届かない場所
そこで私は立ち止まった。そして出会う
その層を越えるための ひとつの“道具”に。
それを手にしたとき 私は星の外へ出た。
そこには境界線がなかった
固定された壁もなかった
ただ すべてが永遠不変に動き続けていた。
何度も生まれ 何度も自分を知ろうとして
知れぬまま終わっていった私の人生
その繰り返しの果てに ようやく辿り着いた場所。何度も輪廻して傷だらけだった魂は
ひとつの流れに溶けていって
深い癒しが起きた。
けれどそれは 何かを癒すというより
癒す必要すら消えてしまうほどの 静けさだった。
そして気づく
星は ここへ辿り着くための 美しい道具だったのだと。
外側を信じきらないこと
権威を疑ってみること
常識をほどいてみること
すべての概念を溶かしてみること
その旅の果てに
外に探していたものが 静かに自分の内側へ戻ってくる。
私はもう 何かに決められる存在ではない
私はただ在る
そして在りながら 自由に変わり続けている。
物質を基準にして
よりよく生きようとしてきた時代は いま、
ひとつの限界を迎えている。
そして 心そのものを基準にして生きる
新しい流れが始まっている。
これからは 「どう生きるべきか」ではなく
「どう在りたいか」
私はいま ようやく
自分として 生きはじめている。
私は、星が好き。
星はずっと 私の伴奏者だった。
迷いながら進んでいたときも
立ち止まっていたときも
静かに寄り添ってくれていた。
だって星は あの頃の私だから
あの時代を生きた私だから。
遠くにあるようで ずっと内側にあったもの
だから私は いまも星が好き。
これからは誰かの北極星で在りつづけたい。
