こんばんは。


 AI使いへの嫌悪感を、AIアルゴリズムを駆使して届けられる気色の悪さを以下のように討論形式にまとめました。





【激論】AI時代における「表現者のスキル」とは何か?

​A(資金・環境投資型)
「何年もかけて大金を払い、専門学校で基礎から学び、高価な機材や道具を揃えて技術を磨いてきたんだよ。それが表現者の正当なプロセスだろ? プロンプトという数行の文字を打ち込むだけで『作品』を作ってアーティスト気取りなんて、今まで積み重ねてきた努力に対する裏切りでしかない!」
​B(構造・論理探究型)
「お金をかけて環境や道具を揃えられなかったからこそ、こっちは仕組みを解き明かす学力や論理的思考、抽象的な言語化能力を必死に磨いてきたんだよ! AIを意図通りに制御するには、音楽や絵画の構造的理解と、緻密な指示文を組み立てる高度な頭脳戦が必要なの。努力のベクトルが『手運動の反復』か『頭脳の構造化』かの違いでしかないでしょ?」
​A
「頭脳戦だか何だか知らないが、やってることは結局『他人が作ったツールに指示を出してるだけ』じゃないか! 手を動かして描いた苦労も、機材に投資した覚悟もないのに、プロンプトひとつで対等な顔をされるのが納得いかないんだよ。それは表現じゃなくてただの『発注者』だ!」
​B
「はにゃ?? 表面上の『文字入力』しか見てないからそう見えるんだよ。そのプロンプトを一本通す背景に、どれだけの知識の引き出しや構造分析、思考の試行錯誤があると思ってるの? 道具に頼れない人間が土壇場で身につけた『最後の砦(=抽象思考力)』を、手抜き扱いして見下さないでよ!」
​A
「見下してるんじゃない、過程(プロセス)の重みが違うと言ってるんだ! 莫大な時間とお金をかけて身につけた職人技と、技術をショートカットしてAIに丸投げした出力を同じ『クリエイティブ』と同列に語られたら、こっちの立ち位置がなくなるんだよ!」
​B
「立ち位置がなくなる恐怖を、AIを使う側の『努力不足』のせいに転嫁しないでほしいな。時代が変わって、たまたま私たちが血の滲む思いで鍛えてきた『概念理解と言語化能力』が表舞台に躍り出ただけ。お金をかけられたあなた達が物理アプローチなら、私たちは頭脳アプローチ。土俵が変わっただけで、こっちだって自分の持てる武器で必死に戦ってきたんだから!」

審判
「お互い’武器‘を交換してみては?Aは持っているすべての道具をBに貸して使い方を教えなさい。Bはどんな質問にも答えてAがAIを望み通りのクリーンな使い方で使いこなせるようにしなさい」

​A
​「道具(機材や絵の具)は貸せても、身体に染み付いた『感覚』は教えられない。高額な機材や筆を貸すのはいいとしよう。でも、10年かけて手に染み込ませた筆圧の加減や音のニュアンス、感覚的な『間(ま)』は、数日や数ヶ月教えたところで再現できるものじゃない。道具だけ渡しても、どうせ使いこなせないだろそれに…」

審判
「それに?」

A
「それに、自分の手技や機材の扱い方をBに教えたら、Bはそれを速攻で言語化・構造化して『AIのプロンプト(指示文)の精度を上げるためのデータ』として吸収してしまうんじゃないか? 自分の職人技がAIに食われる手助けをするだけでは?」
B
「AIの使い方(ツールやプロンプトの出し方)の『手順』なら教えられる。でも、良い出力を引き出すための『音楽理論』や『美術史の概念』『言葉の抽象化能力』は、プロンプトの打ち方だけ教えても相手の頭の中に知識のストックがなければ意味がない。それと」

審判
「それと」

B
「それと、高価な機材や道具の使い方を教えてもらっても、結局それを自分用に所有・維持・買い替え・防音環境の整備などができる経済力がなければ、レッスンを受けただけで終わってしまう」

審判
「なるほど互いにアイデンティティの問題やらプライドの問題やらありそうだ。’地獄のスプーン’
状態だな。どれ…(と、天国のスプーンを取り出し、一振り二振り、三振りする)」

A(資金・環境型)
「今まで10年かけて身体に叩き込んできた『弦の指ざわり』や『この機材独特の音の空気感』を、君の頭脳に向けて実演して見せるよ。言葉にするのは難しいけど、音を聞けば何か掴めるはずだ。君のその凄まじい言語化能力なら、僕の感覚を『美しい言葉や概念』として解釈してくれるだろ?」
B(構造・論理型)
「ありがとう! じゃあ私は、あなたが感覚で掴んでいるその『職人技の響き』や『色の混ざり方』を、AIが理解できる最高解像度のプロンプト(構造記述)に翻訳するね。あなたが感覚で鳴らしたその一音の価値を、理論とロジックで何倍にも引き立てるプロンプトを設計してプレゼントするよ!」






さ、てと。

皆様はどうお考えかな。






セカンドシングル→ https://linkco.re/dchRRYUV




那向那向