こんばんは。



 仕事終わりに部崎灯台まで走れる新通勤車から、走れない単なる通勤車にランクダウンした、改造クロスバイク→7段ロードのフロントギアを 48Tから 53Tにしました。


 それに伴い、リアの 28Tに変速が入らなくなったため、リアディレーラーの(電子)説明書を見ながら調整することになりました。お店のひとに頼まずに初めて自分でやりました。



 私は今45歳ですが、中学の入学祝いで3段変速機つきを壱万円高いのは無理だと親に断られ、そこからもうずっと、なるべくシングルスピードの乗り方を極めるほうに全振りして生きてきたので、そこを弄るのがこんなタイミングになったのです。

 泣ける話でしょ?私は通勤通学用シティーサイクル3段変速を買ってもらえたなら、ちゃんと調整方法などは自分でするなりお店のひとに習うなりして覚えるつもりでした。自分のものは自分で責任持って管理するんだ!というふうに気持ちをととのえられますからね。


 結局新品3段変速を買ってもらえなかったので、シングルスピードのシティーサイクルなら中古で既に持っていたため、買ってくれなくていいよ、と入学祝いを辞退したのです。


 私はそのとき、その身長(平均よりとても低かった)、その体力、その感性でこそ覚えられる新鮮で抽象的な領域に踏み出したかったんですよ。ただ客観的にメカニズムが解ればいいんだったらメカニックの道に進むでしょう?生身や精神性も含めてそのタイミングで3段変速機を学べるなら、多段ロードレースの方面に選手として進めると感じたし、貯金や青春の時間も駆使して進むつもりでした。

 そこが私の最初の挫折ですかね。親のケチと無理解。目標を持って自主鍛錬したために背が低かった者と思われずに、単なるひ弱だから背の低い者と見做されてしまった。

 片親は隻眼だから、見る目がないのはもう文字通りその通りで。でもせめて、両耳を持っているのだから発言は聞き入れて欲しかった。私は将来に光を見出し、希望を込めた声でその自転車を欲したというのに。でもそれも、低空✈️飛行機の轟音で掻き消されてしまったのかもしれませんね。私の希望を込めた声はガキの我儘みたいにとられてしまった。


 

 その後、祖父がまた中古で3段変速のシティーサイクルを手に入れてきてくれて、それに乗るようにはなりましたが、ワケあり中古は弄って覚える気になれず、ほとんど重たいギアのシングルスピードとして使っていました。




 だからシングルスピードに関する乗り方に関しての私の発言は、全然、信頼していいものだと思いますよ。

 特に、発見している技能は時間を置いて2回目のものが多く。新発見!みたいに書いていますけど30年以上の時の洗礼を受けたものですから、たとえ参考資料が少なくても信頼度は高いです。

 確かに初めて発見したものも、"テーマ:ヘルメット自転車考" 以降のものにはボチボチありますが、それにしたって2回目以上のも混ざっています。それが時の洗礼を受けた発見であるかどうかは、読む人が判断すれば良いと思います。確率的には時の洗礼を受けたものがかなり多いです。だから流暢に大量の文字数で語れもしているんです。

 通信容量大食いして、ポッとあるある動画をつくるどっかのメディア素人とはワケが違うんだぜヌルフフフフフフ。




 はて、途中もがたんぺのティクトクライブを自転車店のラジオ代わりみたいにして点けながら、ラジオとは違うから彼女の可愛げに目を奪われながら(笑)、なんとか整備方法を勉強しながら調整を終えました。



 お店なんかでは高い位置に持ち上げる整備用機械なんかがありまして、ペダルを片手に変速スイッチをもうひとつの手に握り、気持ちよくガシャンガシャンと変速ができているかを確かめる様子がときに見られました。

 我が家にそんな上等なメカニックマシンはありません。

 なので最初は根性論で、いちいちサドル下に肩をもぐらせ、担ぎ上げながら変速スイッチとペダルに手を伸ばして変速の様子を確認するということを何度もやりました。自転車の重さは12kg以上あるので、中腰でやるそれだけでもう、グッドモーニングエクササイズ的な、スクワット的なトレーニングですよ、やれやれ…。



 で、あんまりそれを繰り返しているとキツかったので、自転車リアスタンドを持っていたのを思い出し、それを使って後方を持ち上げて、まあまあ何度も変速の調子を確かめるのがラクになりました。もちろん、ボスフリーですし専用機械でもないので、すごくラクになったわけではありません。うまくバランスとりながら、常に神経を使って扱いました。




 そうして、なんとかかんとか 28Tにも 13Tにもかかるようになりましたが、スイッチの感覚とギア変速の調子が正比例的にはできませんでした。


 7段変速用のスイッチ…シフターは、長押しすると2段ぶんイッキに変速、軽く押すと1段変速みたいなことができるんですかね。どうもそうらしいんですけど、それを実際私がコーナリングの曲率に応じてギアチェンジするという、多段ギア車の乗り方の基本を考えながらやってみますとね。わりと反応を正比例的にできなかったんですよ。

 それで、リアが 28Tに向かうぶんにはわりとシフターと正比例に上がるけれど、13Tに向かうには途中でどことなく曲率のあるような下がり方をするあたりで、一応、欲しているコーナー突入とコーナー脱出の感覚になりましたので、そこで赤点クリアとしました。


 ほんとうは、たぶんお店の人ならシフターの感覚が精確にギアチェンジになるように調整するんですよね。でも、コーナリングってのは車体を傾けるゃないですか。そしてコーナリングに入るときと出るときは、シフターを強く押して2段ぶん以上変えて、メリハリつけたケイデンスとトルクの交換みたいなことをやりたいんですよ。とすると、あんまり精確にギアチェンジされても手元に繊細さを要求することになり、それはそれでやりにくいな、と。



 たぶんシマノがいま提供している多段ギア比は、変速性能を精密にするために組み合わせを決めているんゃと推察できるんですよ。そういうことをやっているから、オート給電の AI変速なんて繊細すぎるものも完成させられて、発売できたんでしょ?

 でも走り手がもし、コーナー突入では軽ギアに、コーナー脱出では重ギアになんてことをメリハリつけてやりたい場合、たぶん オートAI以前の問題として、ギア比の面白化が必要になると思うんです。具体的にいうと、中間ギアにはあんまりギア数の変わらないものが並び、アウターやインナーあたりで急激にギア比が変わるのをうまく実践できるディレーラーなり、ギアスプロケットなりが必要になるんです。面白いでしょー?



 客観的にはそんなの意味ないじゃないか、と思うことでしょう。しかしね。安心して踏める、ケイデンストルクペースにおけるセンター出しができる、ってことは、乗り手に凄まじい安心感を与えるんですよ。ちょっと強く踏んでチェーンを暴れさせて横のギアになってもギア比がほとんど変わらないとしたら。これはもう、アクティブですよね?そういうところが、自転車に長く乗ったり、さまざまなシチュエーションの道を走り抜けて、安全と円滑さのための現実を体感したりしないと分からないところなんですよ。

 自動車の傍を走るのはつまらんからといって山道に逃げていたら、一生分からない部分ですよ。




 今つけているリアのギアたちはシマノ製ではありません。シマノ製が完成車にはついていましたが、14Tを 13Tにするために取り替えました。

 フロント 53Tと合わせて、アマチュアギア比が真ん中くらいにくるようにしたわけです。これが、私に言わせれば非常に感覚的に分かりやすいギア構成です。




 感覚的に分かりやすいギア構成のため、車体が重たいはずなのに、なぜか以前より軽い自転車に思えましたよ。持ち上げて階段を降りるとに、FUJI フェザーですか?ってくらい、車体に重さを感じませんでした。FUJI フェザー乗ったことないけど(笑)。




 だから手元のシフターと精密に連絡をとるリアギアではないですが、それもコーナー走行の基本に合致していたのでヨシとしました。



 あとは既に届いている 25c SCHWALBE ONEにリアタイヤを換えれば、ただの通勤車は再び、新通勤車と呼べるモノになります。



 カッコいいんですけどね。ブレーキレバーと一体化した、手元での変速操作。


 

 でも乗り手の体幹や腕や脚が棒であるみたいな…選手は棒人間であるみたいな前提に立った、意地悪な設計であるとも思いますよ。

 ハンドルの端に変速機があるということは、変速動作のトルクモーメントはかなり大きくなり、走行の挙動に関係してきやすくなるということです。


 そして、当て利きブレーキとか、レバーに指を掛けたままの走行とかをするとき、不本意な変速をしかねない。



 フロントディレーラーこそはコーナーの基本を踏まえたオート給電の電子 AIにして、リアは片手ずつに右か左かに動かす仕事を負わせるくらいが、理想なんゃないですかね。

 で、AIが不本意なギアチェンジをしたら手元のレバーの長押しで訂正させることができる、みたいな。




 指先は、バランス命の自転車にとって、じつは死活問題です。

 あまり複雑な動きを担わせないほうが良いと思いますね。