とうとう、31年以上自分に課してきた、フリーハブ利用の滑り走行禁止を解除する。






とはいってもいきなりさあロードで好きに走るぞ、とはやらない。シングルスピードのフリーハブ車で、超絶前乗りで積極性2輪ドリフトめあてに走って、そのなかで足をとめて滑ること、とめないで走ることの分別をつけていく。


とても厳密に足を止めない走りをしてきたわけではなく、あまりにもスピードが出過ぎたときには足の回転が追いつかないこともよくあったので、フリーハブによる滑り走りがまったく未知で恐ろしいわけではない。ただほんと、極力ブレーキまでつかって回転と挙動は揃えようとするのがつねに当たり前になっていたので、31年以上も経ってからそれを解除するのは、ちょっと、ブレーキの効きにくい自転車に乗るような意味合いになる。ちょっと怖い、という感じだ。




ほかのフリーハブ車でも、足止め滑り走り禁止を解除することにするかな?


いいや、ほかのフリーハブ車では超絶前乗りは出来ないので、やめておいたほうがいい。

ほかのフリーハブ車では極力足止め滑り走りは禁止したままにしておいて、超絶前乗りのほうでまず、超絶前乗りは足止め滑り走りなのだという事実を身体に覺えさせ、そこから少しずつ後ろ乗りに近づける中で、足止め滑り走りをする身体とそれをしない身体の、決定的な違いを体感でみつけるべきだ。たぶん言語化が大変難しいものになるとおもうので、そのあたりについての言語化はしないかもしれない。



まだ始める前から身体の感覚が変化していっているのがわかるけど、一応みえるぶんだけマクロな言語化をしておくと。

たぶん、フリーハブ用かフィクスド用かという、別の回路をつくるわけではないと思う。

競輪場から遠いところを走る分には雑で疎で数撃ちゃ当たる的なペダリング、競輪場を走る分は丁寧で密なペダリングを短い時間に集中して行う。こういう配分になるだけなんだと、いまのところはそう思っている。




つまり、たとえ競輪場の外で、スピードの出せそうな道があったとしても、そこで勝負をかけるみたいな超高速度をだすのは今後控えるべきと言えそうだ。外では飽くまでもサイクリング。外では、これまでのようなスキルを見出すための集中しながらの走行ではなく、フィジカルが独走に向いた有利なものになるようにという、基礎鍛錬のための、根は詰めないが栄養は詰める走行、と、そういうことになる。


要するに、競輪場では急に足を止めてはならないし、スキルで走り、スキルをさらに向上させる。競輪場の外ではスキルも大して気にせず、言ってしまえばほんと、テキトーに散歩するくらいの気持ちでいたほうがいい、と。


そんなふうに考えると、競輪場が職場で、ほかはプライベート空間というふうにも思えてくる。いつでもどこでも職場なんだみたいにして身を固くして生きてきた私には、いまやこんなもんでいいはずだろう。




そもそも公道は安全かつ円滑に走行すべき場。

スキルを気にする走行は、ほんのわずかでもリスクを負う安全でない部分があるので、それを解決することは、また一歩、競輪場での速度向上に寄与するはずである。


無論、わざと原付き以下に抑えねば…!などという、法文に書いてもいないようなことを身を固くしてやる必要もないが、つねに最大速度を出さねば…!と身を固くして制限速度表示と睨めっこする必要もないということだ。






ふう。



今後の心構えづくりだけで、今朝が終わってしまうこととなりよる。



今月中のバンク走行自力超高速度は、一度も立ち合いの気が合わずに無し、ということかな。







おはようございます🙂