どうにも私が噛んでいるとされる労災の話が落ち着かなくて仕方なく深く考えると、こたえは出た。
結論はあとでいうとして、途中にあった難関は、新ルールに基づくものたちと旧ルールに基づくものたちのあらそいである。
一般的な感覚から言って…
飲酒運転を例にとると、新ルールに基づく気持ちはわかりやすいだろう。新ルールは、飲酒運転を厳罰に処す。これに異議を唱える者は飲酒運転犯まわりのヒトビトくらいだと思う。事故も起こさずバレなきゃ何度やってもいいだろ、そう思わせるほどに旧ルールは緩い。
NHKの受信料徴収でいえば、新ルールにうんざりする気持ちがわかりやすいだろう。NHKはとにかく、あの手この手で受信料をとりたがる。新しい視聴機械が開発されればすぐに法整備して受信料をとりたがる。ヤクザの取り立て屋とかわりないともっぱらの伝聞で、NHKの新ルールにはうんざりすることが多かろう。
ただ、飲酒運転はほんとに、その常習犯まわりのヒトビトからすれば、新ルールがうざったくて仕方ないようすである。私は義父のそれを糾弾する怒りが嫌われて実子誘拐されたほどだ。
NHKでいえば NHK職員の観点からすれば、つぎつぎ法整備されるのは心強かろう。
つまり、新ルールと旧ルールは、それによって得をする者、しない者、その違いによってあらそう宿命にあったのだ。
これに気づいたあと、私にはどうしてやれもしない気がした。彼女は怪我をするべくして怪我をしたのだ、と脳内で言いかけたとき、私は私の鏡の姿をみてひらめいた。
…へそが…腹の真ん中には…無い。
そう。もう一度書き直そう。
へそは決して、
腹のど真ん中にある
……とは限らない。
これに尽きた。
彼女は新ルールと旧ルールの矛盾に挟まれた形になり、急いではならないという主旨の標語も、それは何段まで、というルールも忘れ、その結果怪我をした。
旧ルールに基づく人たちにしてみれば、新ルールに基づいた私や私たちが情けなしとなるのだが、新ルールのほうも新ルールのほうで、それなりに情けのある理由や目的はあり、そこはどれだけ言っても結果論ですぐに尻尾の振り直しになる。
問題はそこではなく、彼女が最終的にルールをふたつ以上破ったから…でもないとするならば!
へその位置を把握しない体捌きによって、頭部のコントロールがうまくいかず、思ったようにはモノを扱えなかった。
これが結論として言えると見抜いた。
へそが決して腹のど真ん中とは限らないという話は、以前にもした。
もう少し詳しく解説しよう。
へそは母親の体内いる赤ちゃんが胎内にて母親から栄養を受け取るためのホースであるという説は、皆さん疑わないと思いますが、要らないものを吐き出すためのものでもあるとか、いまそういうことを言いたいわけではなくて。
へそというものは右か左か、上か下か。どの向きからかぎゅーんと赤ちゃんのお腹に接続されているということである。コレが言いたい。
産まれてから、産婦人科医らの手によってハサミで切られるだろう。そのとき、どこの天才がへそからまっすぐの垂線上で直角に切るだろうか。そんなひと、居るとはおもえない。
つまり、へそは決して腹部に完全無欠のど真ん中として据えられた出自を持つものではないのである。
🔍。
そしてまた調べてみれば、へそは腹斜筋など横側の筋肉に引っ張られて位置が決まるため、鍛え方の癖によっては容易にズレるらしい。
先天的にも後天的にもズレてあたりまえなのが へそ である。そこがミソなのである。
身体に汎用ルール無視の高等な動きをさせたい場合、へその位置や向きを知ること…逆説的に言えば現肉体の先天性と後天性を同時に知ることは必須条件である。
誰あろう、その身体を動かすその当人が把握していなければならない。
これがじつは絶対のリアルなのである。
…にも関わらず、へそはいつでも正中線上、お腹の真ん中にあるものと、皆さんは思い込んでいないだろうか?たぶん、思い込んでおられるだろう。
それすなわち、皆さんは常に(これくらいできる/あっできなかった)をやりつづけているということである。
怪我の原因は、へそは決してど真ん中にないということを、怪我したひとが知らなかったこと。
ここに尽きていいのではなかろうか。
私は帰り道に、いつのまにか親指の端を割ってしまって痛みを感じているのに気づいた。
身体は、正しく理解して把握しないと、怪我せずに動かすことはできない。
へそは決してど真ん中にあるとは限らない。
ひとは、思惑からズレて当たり前。
先ずはそこから話を始めるべきでは無かったろうか。
こんばんは🙂
那
向
醒
案
如
来
言っとくけど、バカにしている!とか言ってバカにしないでくださいよ。
身体をきちんとコントロールできなきゃ、何も無いところでも躓いて転ぶのがヒトなんですから。
私は、間違った見解は出していないはずです。
今後、怪我をするひとが出ないようにと、誰もに役立つように、詳しく書いています。
ヒトは、
へそのズレを
自覚
しつづければ、
他責に
及ぶことは
なくなる
はずです。