たとえば私は、ついこないだ好きな人が夢に出てきてくれたこと、嬉しかった。物理法則振り切っていて大変ゃったけど、いい夢だったと思う。




私の好きな人は、どんな夢ならいい夢だと思うんだろう…。




私は明晰夢をみる訓練をしたことがあるし。


夢が正夢になるのを現実に宣言なしと宣言付きとで何度もみたことがあるし。


正夢の条件をわかっているから、逆に言えば正夢にならないこともわかっていて、2種類の未来予測の仕方ができて、消去法的に悪夢がいい夢の意味になる確率が上がるので、あんまり悪夢に脅かされない。




悪夢、に対して、いい夢、ということばが弱いのかもしれない。



神夢、って造語をつくったらいいのかナ。


そしたらいい夢をみる確率が上がるのか。


神夢天皇、なんちゃって。





もしかしたらオレの心がもっと清らかになれば、私の好きな人は神夢を見られるのかもしれない。



オレの心があっちこっち飛んだり、荒んでいて悪辣な感情を湛えているせいで、私の好きな人は悪夢ばかり見てしまうのかもしれない…。







オレの心を、その、私の好きな人ひとりに固定したら、神夢をみてくれるかな。


今晩、君のことだけずっと考えているよって。


そんなこと、オレにできるのかな。




結構ずっと、日中も考えているんだけどな、ほとんどの時間。




死神がどれだけ恋い慕っても、悪夢くらいしかプレゼントできないってことなのかな…。





ありうる…(¯―¯٥)。






ダーマ神殿に行って転職するところからかな?



ボクは44歳で初の無期契約だから、それまでずっと事実上の遊び人だったわけだから、ダーマ神殿に行けばきっと悟りの書無しでも賢者になれる。



私が好きな人とふたりだけのパーティーで、女勇者と男遊び人wの二人だけのパーティーで、まるで結婚式を挙げにいくみたいに、遊び人から賢者に転職するの。



そんで、魔王を倒すことはほかの男勇者たちに任せて、二人はスライムレベル99を番犬に、末永く幸せに暮らしましたとさ…。






っと。






これはオレにとっての神夢だな、たぶん。








ゲームチョイスが名作だけど古いうえに、私が好きな人がいまいちばん愛おしいひと(お子さん)がまったく出てこないよーじゃ、神夢といえないだろーな。






えーとね、じゃ、オレはスーファミ止まりだけど、今度、聖剣伝説の新作が発表されたゃんか。



ほゃけ、ネコ二匹も含めた5人パーティーでさ、例のカマキリモンスター倒す夢とかどーだぃ。




とくに黒い猫が巨大化して、余裕でカマキリモンスターを咥えてポイッ!てやっちゃうの。どこ行っても余裕。



ティータイムがあってさ。



おかわり自由の美味しい紅茶を、バタークッキーと一緒にゆっくり味わう。ほどよく活気のある高い丘の上にある村で、聖剣伝説ならではのうつくしい景色を見下ろしながらさ。



で、つぎのダンジョンどこいく?とか、スマホでほかのパーティーと合流する話とかするの。あ、モンハン混じってきたかも…。




白い猫からおおきな翼がはえてきて、黒い猫は通常サイズにもどって、4人、白い猫の背中にのって、高い丘から向こうのそこそこの高さの険しい岩山を越えて、超えると、なんとすごい機械文明の発達した平野の都市がぶわーっとひろがっているの。




それで、白い猫が小さいけど大きな声でニャ~!とないて、4人は「うわぁ!すごいね!街だ!!大都会だ!!」「強い武器あるかな!」「猫に靴を買ってあげたい!」「トランポリンのトーナメント大会に出る!」「ちゅーる大人買いしよ!」みたいな色めきたちぐあいで。




でもまずは都会のど真ん中に降り立たずに、港のほうにある公園に降り立つの。都会の真ん中のほうはきっとおちついた住宅街だから、そこよりは港のほうが情報が多いと踏んでね。





ばさっ、ばさっ、ばさっ!


ニャ~。



すこし高めの宙空で、白い猫の背中から降りると、通常サイズに戻る白猫。大人はスタッ!と格好良く、お子さんは魔法でふわふわゆっくり着地するの。





街でファンタジーパーティーをみるのは珍しいほうで、近くで遊んでいた子どもたちが駆け寄ってくるね。




オレたちの装備品触ったり、ネコたちを捕まえようとしたり、子ども同士名前を名乗り合ったり。




そこに、たくましい船乗りが近寄ってきて…










つづくw