おはようございます。


アニメのデフォルメ表現に自転車がどうついていけばいいかを幾つかのパターンで示してみました。






 2.5頭身



👆解説:顔以下が短いならシートチューブを短く、クランクも短くすればいいです。顔が大きいならトップチューブとダウンチューブを伸ばせばいいです。





 6頭身



👆解説:漫画にありがちなめーっちゃ長い脚の人を描こうとしたらわりと現実に居てもおかしくない頭身になってしまいました。一応、フレーム大きくてサドルが高くてクランクが短めになっています。脚を長く見せる工夫で、しかしこれ、だいぶリアルです。





 11頭身



👆解説:今度こそ顔がやたら小さくて脚の長い人をと、大げさに描いてみました。フレーム小さめ、車輪大きめ、クランク長めです。八の字みたいになっちゃった。顔が小さいのでトップチューブとダウンチューブを短めにしています。





 4.5頭身



👆解説:このへんが『弱虫ペダル』あたりでよくみる頭身でしょうか。顔の大きさにあわせてトップチューブとダウンチューブは少し長めです。キャラクターは漫画表現だけど自転車はリアルなほうです。





 自分の身体も胴が短くて脚が長い、下手すると漫画表現みたいな比率なので、オーダーフレームをもし今後もつくるようなことがあるときにどういうフレームなら良いか、探る意味でもちゃちゃっと描いてみました。

 じつは4つすべての図において、ほとんど無意識に守らせていること、謂わばポリコレがあります。

 それは 足つき です。


  ロードバイク乗りには信じ難い話になりますが、基本的に自転車の乗り方をケイサツが指導する場合は、サドルに座った状態で足が地面に届く高さにサドルを位置させなさいと、子どもたちに言います。
 勿論、絵描きには表現の自由がありますものの、顔をデカくとか目を大きくとか、デフォルメなんて自由が利かせられるのであれば、ポリコレとしてそれ(足つき)を取り込んでもスピードの出せる乗り手と自転車が表現できるように思うのです。

 実際、11頭身のひとのほかはみんな速く走れそうでしょw?11頭身のひとだけ完全に静止画です。
 なんでかな?
 それだけトルクを出せそうな脚長なのに、ギア比が大きくは見えなくて、変速機もないからかな。





 ────眠れぬ夜明けの試し事でした。








那向