こんばんは。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240113/05/rute5/e0/b4/j/o0810108015388795022.jpg?caw=800)
水屋に離婚裁判の資料を詰め込んでいたら、奥に直角に折って貼り付けてあった写真。
三つ子のうちの誰かで、たぶん三男なんじゃないかなと思う。解像度悪いけど哺乳瓶の名前の画数が多いんで。
写真は真空状態にすれば長持ちするのか、2016.2.20.。彼等が帝王切開で生まれて1か月未満。正直、この写真をみてこれが私か久美子か判別がつかない。わたしの記憶力とはこういうものだ。
まぁ、わたしなんじゃないのかなと、指のたくましさをみて思う。
同じ場所に、低空飛行区で最も長く親しくした友人からもらった結婚祝いの、タバコ用のパイプが、結構厳重に、何枚かのビニル袋に入れてあるものが見つかった。たぶんアルミ箔で口を覆っている記憶があるので、これは私がタバコ嫌いの久美子のために封じたものである気がする。これもそんなに確かな記憶ではない。何年前の話だ?7年前…ほぼ8年前か。三つ子たちの年齢を覚えておくためにはいいもんだから、また今度は、直角に曲げてあったのをまっすぐにして、資料を入れていた箱がぴったりサイズだったので、それでカベに押しつけた。
別に泣きゃしない。
この、直角にカベに押し付けたのも、久美子なのか私なのかわからない。久美子がこんなふうに、悔しかったら水屋のすみっコまで手を入れてみろ!と悪態つくようにして仕掛けたような気もするし、私がその写真をみるとはげしく哀しむかもと思って即座に水屋の内側のカベに押し付けたのかもしれない。
私の記憶力というのはこういうもんである。
一緒に過ごさないと信用しない信頼しない、小動物のようなヒトというのはどこにでもいるが、私はそれが顕著な人物である(あった?)のを自覚する。
私の記憶力とはこういうもんなのである。
必死に小指を使わぬようにして、ゆびきりげんまん、忘れないようにしていた。だが、だれと指切りげんまんしたかもいったんは長々忘れたし、だからって嘘つきまくりの泥棒になりたいわけではなかったから必死にその後の約束や法律を守るぞと頑張っていたが、それも嘘んこ法廷で否定された。その裁判のさなかだれと指切りげんまんしたか思い出したが、思い出す前にその誰が私に憎む顔を見せに来られても、私としてはそれ以上の憎悪があるのに、どうにもならなかった。
我が子は可愛い。
だが、配偶者をなおざりにしてまで可愛がるものではない。私はそう思う。
私は配偶者をなおざりにする気はなかったが、配偶者のほうは私をなおざりにする気で画策していたということだ。
この写真をもって、育児をしていた証拠はあります、と法廷で反論していたら、家に帰る気でもあったか?久美子よ。
私はそもそも、実家で死ぬ思いを何度となくしていて、やっと這い出てきて、それで配偶者である久美子にまで首をしめられて、ハッキリ言ってそんなことも謝れないオトメゴコロなんてものにつきあうほど余裕は無いんだよ。せめてそんなオトメゴコロの発揮は、首をしめたことをしっかりあやまってからにしとけや。
私は私を殺そうとした人間のことを基本的に好きでいられるわけはない。
なぜヒトはヒトを殺そうとする?
それも、親しいはずの人を。
親しい人が親しさゆえ油断しているのも知っているはずなのに殺そうとするのは、無差別殺人犯よりも卑劣だということがわからんのか?
私が死ななくて運が良かったな?
殴る一発だって、打ちどころが悪ければかんたんに死ぬんだぞ、ヒトは。
私はそれを理解していたから、三つ子を世に呼べたし、私のほうが先に、久美子よりも先に哺乳瓶をくわえさせられたんだ。
でも、中身は久美子の母乳だろう?
ふたりの共同作業だと、私もわかっていたぞ?
なぜ嘘をついてまでなにかを試そうとした?
そしてナニカグループに屈した?
馬鹿じゃねえの?
馬鹿と言うしかねー。
私は馬鹿は嫌いだ。
私は少し馬鹿な自覚があるから、私は私が少しきらいだ。
でも私は耐えて耐えて耐えて耐えて生活水準の向上を図れるくらいの強さ、賢さはあったんだよ。いまでもまだそれを秘めているだろう。
そんな私を嘘や試しで切るんだからな?殺そうとしたことを謝りもしない分際で。
私は少しでも良くなるようにという努力を辞めない。これは死ぬまで辞めない。それを早とちりするやつらからしんでいく。そんなこたもう、知ったこっちゃない。知ったこっちゃないといえるくらいには、すでに長生きした。
自殺するつもりはない。
まだ努力を辞めない。
だからまぁ、この写真も見つけた。
どっちが隠した写真かハッキリとはわからないけれど。
こういう記憶力なんだよ。
憎悪をかんたんに具象化して行動にうつすやつらのまえでは、私の頭は、かんたんに忘却をもよおす。
一応、そいつらの馬鹿さ加減をゆるすためだ。
だが調子に乗らないでほしい。
完全にゆるせるわけはないから。
調子に乗られても困る。
とりあえず私は私に言おう。
ご出産、おめでとうございます。
男のコ3人なんてすごいですねと言われても、女系成分の多い、未来もよく見通せるあなたには嬉しくも何とも無いでしょうけれど、命の誕生を褒めて喜ばないあなたではないこともよーく知っています。よくこんな行き止まりの幸せのために身を粉にして働きましたよね。
これからも、さまざまなことに気をつけて、あなたが良かれと思う道を進んでください。もう少し、馬鹿なやつらを見下げるくらいでちょうどいいですよ。あなたはあともう少しやつらを見下げていいくらいには充分、潔癖に生きているから。
那向。
那向醒案如来